Entry No.22
ねこぱんち
'78 Yamaha YZR500 (OW35K)

はじめまして。
ゼッケン22「ねこぱんち」です。
初参戦です。みなさん宜しくお願いします。
タミヤOW48をベースにOW35Kを作ります。
見所がたくさんあるので作るのが楽しみです。
とりあえず完走めざします。
最初の見せ場は丸パイプフレームです。 タミヤの丸棒でフルスクラッチです。 芯材に真ちゅうパイプを使いました。 ジオメトリーはキットを参考にして、 溶接箇所やEGマウント位置などは写真資料を参考にしました。
地道にプラ板工作の続きです。 スイングアームもプラ棒とプラ板からの フルスクラッチです。
キットのホイールが大きすぎるので 結局プラ板でフルスクラッチします。 直径を2mm程小さく、リムを厚く、ハブを大きくします。 余談ですがOW70にも使えます。 このあとホワイトメタルで複製して使います。
見せ場その2。 排気チャンバーです。 プラ棒と光パテで原型を作り ホワイトメタルで複製しました。 キットは曲線基調ですが、写 真資料を基に 直線的な形状にしました。 ステーは洋白板をハンダ付けしました。
サフチェック完了。 Fカウルは全高を3ミリつめて、 全長を5ミリ延長、のどち○こもつけました。 ドライヤーの熱で幅も広げました。 シートカウルはふくらみが逆Rになるように 後ろ半分をプラ板で作り直しました。
タンクはプラ板と光パテで原型を作り、 レジンで複製し、ドライブースで1ヶ月落ち着かせました。 溶接ビートはこれから・・・
タンク裏側も(見えなくなるのに)再現。 ほんとに完走できるのか 自信がなくなってきました。(泣)
実はこのキット、フリマで買いました。
箱も中身もボロボロのわりには、500円と高かった。 タミヤの住所も小鹿です。
説明書の色指定がパクトラタミヤってのも泣けますねぇ。 それから、スライドマークがビニール袋に入ってません。 ビニールパイプと一体化(笑)してるし、タイヤの輪郭がバッチリ写 っていて、全く使い物になりません。
スポンサーロゴも違うし、そもそも カウルを全部いじってるので、素直にMD5500で作ります。
やっと3回目のクリアーまでたどり着きました。
これからドライブースで2週間放置。
ほんとは1ヶ月放置したいけど時間がないので賭けです。
研いだ後でじわじわ段差が出てきませんように…。今回は白とクリアーに新発売のMr.COLOR GXを使ってみました。最初にGXクールホワイト、マスキングして イエロー(4)とキャメルイエロー(TS34)を調合した あったかみのある黄色を塗って、いったんクリアー。
ストロボラインとスポンサーロゴは自作デカールです。
まだまだやることは山ほどあります。(泣)
ハンドルまわりも、もちろんプラ板とプラ棒で フルスクラッチ。でもレバーだけはキットから(笑)
左のグリップエンドが長い所も再現。
塗装後に、この時の為にとっておいた、 さかつうの六角ボルトを刺しまくる予定。 そろそろエンジンやらないと・・・(泣)
見せ場その3。サイレンサーです。
カーボン胴のOW48との特徴的な違いです。
アルミパイプを適当に挽きましたが、4本とも同じクオリティーで作れたのは 自分的にも奇跡です。(笑)
実物はたぶんアルミパイプの溶接で、切削跡はありませんが、模型映えするので削りだしの地肌のまま使います。
見せ場その4、エンジンまわり。 ぱっと目につくのは四角いシリンダーヘッド。 一個作ってレジンで複製しました。 クラッチはアルミ板とアルミパイプから。 飛散防止カバーは洋白板をタミヤのエッチングベンダーで 曲げて筋を付けました。 キャブもキットをベースにプラ板プラ棒で ディティールを追加してあります。 これでやっと車体に手が付けられます。
Fフォーク作りました。 ボトムは例によってプラ棒からの削りだしです。 インナーはステンレスパイプです。 ダストブーツのリブは極細ワイヤー巻き。 切削跡はサフチェックのあと、 マスキングしてもう一回サフふいて再現しました。
チャンバーに色塗ってます。 溶接跡はモデラーズの透明接着剤に エナメルシンナーを混ぜながら、 わざと糸をひかせたものをくっつけていきました。 鉄の焼色はなかなか納得できずに、3回シンナー風呂に入れました。(泣)
なぜかスタンドを先に作りました。 車体を早く作らないといけないのに・・・。(現実逃避?)
1/12写真の上にあてがいながら 洋白線をエッチングベンダーで曲げ、ハンダ付けしました。 軸受けは洋白板の細切りをリング状に丸めて作りました。
見せ場その5、Rサスです。アルミパイプを挽きました。 放熱リブは洋白板とアルミ板で 極薄極小ワッシャーを2種作り、 交互に重ねました。 スプリングも自作。
ホイールを自作したのでタイヤも自作… って訳にはいかないので他キットから流用します。
でもそのままではピッタリ合う物がないので、ジャンク部品の'04M1のタイヤを3枚に下ろして ワイドを3ミリつめました。 瞬接でくっつけます。
ボール盤でブン回しながら タイヤにペーパーをかけて、それから タミヤコンパウンドでつるつるにして、 自作デカール貼りました。 エアバルブは洋白棒を挽きました。
この歳になって徹夜したっス。
これからステップつくりますっス。
とりあえずヒロのチェーン組みました。
コマ数をきめて適度なたるみをつけるのが難しいですね。
でもいろいろな可能性があるパーツだと思います。

ゴーーーーーーーーール!!!!!!!!!!!!!
二日連続徹夜したり、 デジカメのメモリが壊れたり、 最後までドキドキでしたが なんとか完走できてうれしいです。
まずは右サイド。
そして左サイド。
完成写真とあわせて レポートし忘れていたものを解説します。
スクリーンはレジンのブロックから原型を 削りだし、0.3ミリ塩ビ板をバキュームフォーム。
ヒロさんのリベットでとめてます。
ドでかいFキャリパーは、やっぱりプラ板。
真ん中はアルミ棒。
ディスクは薄くしてスリット入れただけ。
ホントは洋白板で作りたかったけど 時間の都合で断念(泣)
ステダンとか点火コイルとか Fカウルステーとか、細々したものも自作してます。
一見OW48のが使えそうなFフェンダーも 穴の形が違うので修正してあります。
シートカウルのフックはアルミ棒から。
シートはプラ板を上からはって、二段重ねにしました。 オイルキャッチタンクはタミヤ1.7mm透明プラ板から ボトル風に削りだし、ホワイトをうす〜く吹きました。 見えないけどラジエターのキャッチタンクも同じ方法です。 ステップも自作。
ヒロ製のチェーンですが、デスモ用のドリブンを使いました。
穴の位置が微妙に違うけど、時間的に妥協です。 チェーンのたるみ調整ですが、 実車にはありえない方法で合わせました。
(作品を作り始めた時点では、 チェーンがまだ発売されてなかったので 軸距を調節できるように作ってなかったので。)
タコ、水温も自作デカール。
(Fキャリパーの小さなYAMAHAも自作デカール)
タンクキャップはプラ棒から。
さかつうの六角ボルトは、ハンドルまわりだけで23本。 でも写真にすら写ってない・・・・(笑)
途中写真も完成写真も全くないラジエターも、ちゃんとディティール追加してあります。

いやー、やっと終わった。
最後まで見て下さった方、本当に有難うございました。 殆どのパーツが自作なのに、なんとか形になってホッとしてます。せっかくの機会だからといろんなアイデアを試したつもりが、 正直自分の実力の無さを思い知らされました(泣) 最後にマックスさん、すてきなゼッケン(にゃんにゃん)ありがとうございました。そして関係者のみなさんありがとうございました。

以上!!



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