Entry No.41
夢中夢中
'05 YAMAHA YZR-M1
セパンテスト仕様

今回、初めて参加させて頂きます夢中夢中【ゆめなか むちゅう】です。
68年製の独身中年で、技術も無いのですが『バイク模型が好き!』と言うだけで参加させて頂きました。
参加車両は、ロッシの05 YZR-M1 セパンテスト仕様です。
個人的にデカール貼付が苦手なのであえて『カウル全面カーボンデカール貼付』に挑戦! と言う事で選択したのですが・・・ f^^; 先ずは、『完走』を目標に楽しくバイク模型が作成出来たらと思っています。 皆さん、よろしく御願いします。
このような『カーボンの目』が表現出来たら良いのですが・・・
今回、カーボンデカールは『モデラーズ』をメインに一部、『S27』を使用して行きます。
タミヤキットの05シーズン車両との相違点は…
1.テールカウル

2.フロントカウル

カウルとインナーカウル?を固定するリベット?

3.マフラーステー

04仕様と同じなのかな?

参考資料画像を見て外観上で異なる場所はこの程度なのかな?
リアショックも違うみたい感じですが、先ずはテールカウル(シートかウル)から改造です。エポキシパテを使用して形を改造し、サーフェイサーを一拭き。

乾燥中です。
乾燥台は100円均一で購入した穴の空いているトレーを裏返し、土台に発泡スチロールをセットする事で、 持ち手を刺す事が出来るのでグラグラせずに安定します。

リアショックはやっぱり違いますねぇ〜。
アーカイブ見るとシーズンの前期、後期で異なるんですね。
しかも、04モデルとも異なり調整用ダイヤル?も反対だぁ〜。 ここも作るしかないですねぇ、どう作ったらよいか考えなきゃ!
(-.-;
カウル関係はヒロ製のマイナスリベットが到着するまで一時保留して気の向くまま弄る所を探しながら製作して行きます。
先ずは、リアショック!
05モデルキットにはラッキーな事に04のリアショックが有るので、それを利用して『それらしく』作ってみました。 あくまでも『それらしく』…
リザーバータンクは、トップスタジオ製またはタミヤのグレードアップパーツに入っている物を取付ける予定です。

スイングアームは、パテで裏打ちを行いS27製のグレードアップパーツを組付けました。 シャフトは外形2.1ミリの真鍮パイプに変更。

スイングアームのリベット部分は塗装後、アルミリベットを打ち込めるように穴を開けました。

次にリアのブレーキキャリパーですが、ディテールがイマイチな感じがしたのでボルト部分を 六角プラ材(1mm)に変更し、画像では見難いかもしれませんがボルト中心部分を0.8mmのドリルで加工し、 実車で使用されているボルトのようにしました。
リアのブレーキキャリパーの次は、フロント! キャリパー本体は、06RC211Vから流用しフィッティングをM1の物に変更。 強度を考えて、接合部分には0.5mmの真鍮線を入れてツリロンで固定。
ちょっと、実車のフィッティングと比較するとちょっと角度の立ちすぎている感はありますが、この状態で妥協します。
次は、どうしてもステップの形状が丸棒状態では納得行かなかったので、 S27製の04M1用グレードアップパーツからロッシ用ステップのエッチングを拝借! ツリロンで固定した後、リューターで多少削ったりして『それらしく』しました。
次にシートラバーのテクスチャーを付ける為にシートラバーをシンナーで柔らかくした後、メッシュを押し付けて付け様としました。(Maxさんのカワサキ作例を参考にさせて頂きました)
がしかし… 何度かトライしたのですが、どうも納得出来る状態にならず、イライラ、いや、いろいろ考えた結果 がこの画像です。 金属メッシュを貼り付けました!
f^^;
金属メッシュを貼り付けた後、サーフェイサーを拭き、ブラック塗装。 なんとか見れるかなぁ〜と言う感じで、結果オーライと言う事で。
f^^;
マフラーのステーですが、当初は04モデルのものが使えそうかと勝手な考えが有りましたが よ〜く考えると、04と05でマフラー長が異なるのでそれに伴いステーの長さも…
結局、05モデルの中抜き部分をエポパテ等で埋めて整形しました。 ステーの取付け部はエッチング、取付け部のボルトはコトブキヤ製の六角を使用し、それらしく。
マフラーは、サイレンサー部分のリベットを後から金属ピンを入れられるようにデカールをスケール代わりして 0.5mmのピンバイスで穴あけ。
テールエンドは、一度削り落とした後エッチングパーツをツリロンで固定。 固定バンドもエッチングパーツを使用する予定なので、綺麗に削り落としました。
Maxさんの所で通販して頂いたヒロ製マイナスリベットが手元に届いたので、先ずはアッパーカウルの加工から。
手始め(?)にカメラ窓を光硬化パテで穴埋め、整形。
次は、リベットを組込めるように穴あけ。 インナーカウルを止めているリベット部分も、比較的良い感じに出来たかなぁ〜と、自己満足! 画像では見えないのですが、サイドカウルをリベットで止められるように元々のビス穴には真鍮パイプを埋め込みました。 上手く行くのか心配ですが・・・
 f^^;
その他のカウル類も、リベット部分を加工して・・・。 アンダーカウルとフロントフェンダーを加工する時は、かなり注意しながら穴あけしないと 取付用のピンを折ってしまうので、ヒヤヒヤでした。

サイドカウルもリベットを組込めるように加工。

次は、下地処理をして…カーボンデカール貼付! 資料を良く眺めながら、カーボンの『目』を出来るだけ忠実に出来る範囲で再現して行きたいと思います! なんか弱気?

カーボンデカールを貼付するパーツは、中性洗剤入りの水風呂で洗浄した後、メタリックブラックを下地としてスプレーし、乾燥させます。
下地の乾燥を待っている間に、まずは前後ホイールのパーティングラインを消します。
次は、スプロケの穴開け&スプロケの歯をカッターとペーパーで鋭く見える様に加工。
次は、アクセルワイヤーの基部の加工。 キットの突起部を切り落とした後、0.5mmの真鍮線を埋め込み、 その先端に0.8mmの六角プラ材を埋め込みました。 その先は、Maxさんの所から購入させて頂いたカラーゴムを組立時に接着する予定です。
この作品のメインイベントに突入?
先ずは、シートかウル…
マスキングテープで大まかな形の型紙を作り、カーボンデカールの目に合わせてカット。 各面毎にマークソフターを使い慎重に貼付。
次に、同様な方法でアンダーカウル。
次に、エアインテークにもカーボンデカールを貼付。
次に、サイドカウル…
これが一番大きく貼付するパーツで、頑張ったけどあちらこちらにシワ、継接ぎ…
次は、アッパーカウルにカーボンデカールを貼付。 慣れてきたせいか、比較的きれいに貼付出来たかな?
次は、一番難しいと思っていたヒートガード。 でもこれが一番きれいに出来たかな? 幾つかに分割して貼付したにも拘らず、カーボンの目が比較的きれいに。
そして締め括りにスポンサーデカールを。
サイドカウルの大きなゴロワーズは、タブデザインの04用から流用。 アンダーカウルのヤマハ等は、04用キットのデカールを流用。 その他のデカールは、S27のデカールを使用して貼付しました。
デカールが定着、乾燥したらクリアー掛けて、研ぎ出し。 カーボンデカールの『目』が潰れて見えなくなら無いように祈りつつ、シワ、継接ぎ箇所がどれくらいカモフラージュ(?)出来るか…
カウルのクリアーが硬化するまでの間、マフラーのディテールを進めました。
サイレンサー部分のリベット、スプリングは全てヒロ製の物へ交換。 スプリングのフックはS27のエッチングから。 カーボンデカールは、キットの物からS27製デカールへ変更。
今回の作品はカウル装着状態での展示を考えているのでスプリング含め、焼け風塗装もカウル装着状態で見える部分だけとしました。焼け風塗装は、幾つか資料を見たのですが走り込んでいるテスト車のせいか、ブラウン系になっている感じだったので ブラウン系をメインに塗装しました。 でもちょっと、やり過ぎたかなぁ? ヒロ製新商品のスプリングは、Goodですねぇ!
今迄だと自作している時は、眼精疲労との戦いでしたがとても楽チンでした!
次にラジエターホースのバンドを再現します。 今回は、カウル装着状態で見える所だけ再現します。 先ず始めに裏側に凹加工をし、針金が収まるようにします。
いきなり画像が飛んでいますが、インスト指示ではフラットブラック指示のところには『熱収縮チューブ』で質感を出しました。 その上に、0.28径の針金を巻いて先に加工した裏側の凹加工部分でツリロンで固定。 バンドを締付ける為のボルトは、さかつう製の六角ボルトを使用して表現しました。
次にエンジン部分はインスト通 りに作成しましたが、クラッチ部分カバーには、カーボンデカールを貼付しました。
次にここまで出来上がったエンジン、ラジエター、マフラーをフレームへ取付。
次にリア周り。 先ずはリアサススプリングの収まりを良くする為に 実車と同じようにヤスリで当りを付けました。
次にタイヤ表面を耐水ペーパーで削り、適度に表面 を荒らすと同時にパーティングラインを消しました。 フロントタイヤ表面から見える物は、展示台へ固定する為のネジです。 展示台にセットした際、裏側からナットで固定します。
間の画像が飛びますが、リア周りをフレームへ取付。 リアサスのリザーバータンクは、結局ドカ用ディテールアップパーツから拝借し、取付けました。 あの輝きを塗装で表現する事は私には出来ませんでした。
ちょっと間が空きましたがカウル類にヒロ製のマイナスリベットを取付けます。 先ずは、フロントカウル。
次は、右サイドカウル。
次は、左サイドカウル。
次は、フロントフェンダー。
次は、アンダーカウル。
次は、タンク部分。
次は、シート部分。
カウル類の加工は、この位で大丈夫かな?と言う事で 次は、フロント周りを作って行きます。 先ずは、フロントブレーキディスク。 インスト通りに塗り分けしましたが、カーボンディスクの雰囲気が出てる様な感じですかね。 エッチングの回転センサーも取付けました。
フロント周りを作成していく中で、参考資料を見ていたら ブレーキとクラッチのマスターシリンダーの取付け位置が キットの物と異なる事に気づきました。
最初は、オミットするかとも思ったのですが、 そこはモデグラの『魔力』とでも言うのでしょうか、手にカッターを持って マスターシリンダー部分をトップブリッジから切り離していました。(笑)

マスターシリンダーに被せてあるリストバンド(?)を表現する為に 仕事で使用して余って廃材と化していた『ヒメロン』を巻いて表現してみました。 (フェルトの様な物で、防塵や遮光の為に使用している物です。) ヒメロンを巻いた上からロッシのデカールを貼付。 それっぽく見えるかな?
次は、クラッチ側のマスターシリンダー。 参考資料を見ているとマスターシリンダーの形状がキットの物とはちょっと異なっていて どちらかと言うと、リアブレーキのマスターシリンダーの形状の方が近い様に感じたので 躊躇いも無く、ストック品のパーツを使用しました。 トップブリッジとの接続パーツは、ジャンクパーツの1/24カーモデルのワイパー基部を使用。
ブレーキ側と同じようにヒメロンをそれっぽく貼付。 ホース部の表現は、Maxさんの所から通販で購入させて頂いたカラーゴムを使用。 このカラーゴム、ツリロンとの相性が・・・good! って感じですね。 軽く引っ張った位 では取れない。 そんなこんなで、トップブリッジ周りはこんな感じで終わりにしました。 雰囲気が出ている様に見えたら幸いです。
ステアリング部分はこのように。 グリップ部分には実車同様にワイヤーを巻きましたが ちょっと、オーバースケールかな?
次に、フロントカウル作成時に保留にしていたスクリーン。 実車では艶消しの黒い目隠し(?)なので・・・
クリアーデカールに艶消し黒をエアブラシで吹いて。
スクリーンに貼付けて、ゼッケン部分の残りも貼付けてから 念の為に艶消しクリアーを吹いてスクリーンは完了。
あっちこっち飛んでますが、次はフロントのストロークセンサー。 これも、Maxさんの所から購入させて頂いたトップスタジオ製を使用します。
塗装すると、こんな感じに。
次は、フロントの回転センサーから延びるハーネスをキャリパー付近で接続しているプラグ部分を何とか表現したく、 色々と考えた挙句に出た結論は・・・ ハーネスにエポキシ系のボンドを団子状に固まらせ、そこから整形する事に。
固まったボンドの部分を形を見ながらリューターで削り、整形後艶消し黒で塗装。 その上から赤のカラーデカールを貼付し、それっぽく見えるように。 自分の技術ではこの程度です。
つまり、妥協って事ですかね。
次に、回転センサーから延びるハーネスをブレーキホースに縛り付けているインシュロックを表現するべく試行錯誤。 ジャンクパーツから太いチューブを見つけたので輪切りに。
輪切りにした物を竹串に入れて若干内径を広げます。 広げた物をさらに先細ピンセットを閉じた状態の物に入れて楕円にします。
楕円にした物でブレーキホースと回転センサーからのハーネスを束ねるとこんな感じになります。 また、ブレーキキャリパーはセパンテスト時、メッキ調に光っている物ではないみたいなのでこんな感じに。 回転センサーからのプラグ、これもちょっとオーバースケール気味ですかね?
まぁ、こんなもんでしょう。
と、ここも妥協するしか・・・
f^^;
フロント回りはこれくらいで完成とし、いよいよカウル関係の取付けに。 先ずは、インストの順番通りに行きます。 シートカウルを取付け、マフラーステーとマフラーを取付けますが、 ここは、雰囲気を出したいと考えてビスをステーの裏側から入れて、表側は六角ナットで固定してみました。
その他のカウル類を取付けて、マシン本体は完成です! 但し、サイドカウルをピンで止める事が出来無かったので、仕方なくボンドを流しカウル固定! しちゃいました。(悲)
反対側。
前の方から。
反対側、前方から。
真正面から。
エアインテーク部分のアップ。
リアダンパー部分のアップ。
右ステップまわり。
シート部分。
ステアリングまわり。
ステアリングダンパー部分。
次に、展示台を作る為に会社近くのオレンジのカーショップへ物色に。
そこで見つけたのが、これです! 『MAGICAL CARBON』 200mm×240mmのサイズで・・・¥3,000なり。
100円均一ショップで売られている200円のケースを購入し、そこにマジカルカーボンを貼付け。 その上に完成したマシンを載せて、フロントタイヤに埋め込んでいたビスと、スタンド部分に真鍮線を差し込んで展示台に固定しました。

Close