Entry No.55
SUZUKI
1773YAMAHA YZR OW20

H_D エアルマッキ250 GPのメドも立ってきたので、ダブルエントリーです。
ヤマハ大排気量レーサーはこのこのYZR OW20から始まったと いってもイイかもしれません。
ライダーはヤーノ・サーリネンと金谷秀夫 デビューの1973年、第4戦イタリアGP。
500ccクラスの前に行われた250ccクラスのスタート直後の 高速第1コーナーで 多重事故が発生、1972年250ccチャンピオンのサーリネン、同ランキング2位 の レンツォ・パソリーニ(ハーレー・ダビッドソン(アエルマッキ))が 死亡するという 大惨事となりレースはそのまま中止。
500ccクラスも中止された。そしてヤマハチームは1973年の残りの 500ccGPを欠場することになった。

今回の制作するのは、わずか4戦しかしていない2本サスによる YZR OW20である。
キットはプロターから出てましたが、ご存知の通りプロターが イタレリに吸収され、その後イタレリ社からも発売されました。 多分金型は一緒かと思うのですが、今回はイタレリのもので 制作してみます(デカールが使える) イタレリの箱絵には1974とあるのですが 2本サスは1973年しかないと思うのだが・・・???
少々前置きが長くなりましたが

そんなわけで先ずはエンジン部分から キット自体の出来も良さそうです、合いは相変わらずですが、、、。 ネジを全て置き換えてます
キャブもバルブを入れたり、資料に基づいて作り直してみました。
クラッチやクラッチリンク部分などもディテールを構築して エンジン部分を完成させました。
次はホイール、いつもの通りスポーク張りです。 0.5/mmの洋白線と志賀虫ピンで、ホイールはC社製の36穴を使用。 カッター、ペーパー、金ブラシなどで磨き 最後に旋盤にくわえてピカピカそして仕上げはこいつです!
こんなジグを使ってます。
こんなに差があると、どうしてもスポーク張りはやらなければ・・・。
ワイヤリングを完成させました、4発は大変です。 いつもより、ケーブル類のサイズをワンランク落としてみましたが いかがでしょうかね〜。
そろそろ全体像を見てみたいものです。 そこでフロントフォークを作ります、キットのインナーチューブはどう見ても 細過ぎです、ここは4/mmアルミ棒を使用します、当然、磨き上げます。
トップブリッジ、アンダーブラケットもスクラッチしました。
リアさすもアルミ棒から削りだし、今回は可動させました。 いいかんじです。
次はチェーンアジャスターです、切り込みを入れて、削り落とし、 0.5mmのプラ板でふたをして、めがね用ネジ(1.2 x 15)の頭を落とし 2mm六角プラ棒をカットしてアジャスターは出来上がり。
このキットにはプラグキャップが付いてませんので、これも2mmプラ棒から 4個作りました。
ブレーキディスクはキットのものを使用してます。 さぁいよいよ仮組です。
次に、チャンバーを・・・。
横から見ると・・・・?????。
裏から見ると・・・・??????????。
「子持ち無しシシャモ」状態です。
「子持ちししゃも」にするためパテでモリモリ、形を作っていく事にします。
マフラーを完成させます。 パテを盛って形をだしていきます
ここに溶接痕を入れると少し太いようですので サイドを削って・・・。
塗装して仮組んでみました。
大丈夫そうですね・・・。 マフラーエンド部分の固定されるパーツがキットのものでは あまりにオーバースケールですので0.3mmアルミ板から つくりなおしました。
さらにマフラー全体を止めているベルト状のものも同じく0.3mm アルミ板から切り出し、ピンで留めてます。(未塗装)
ラジエター部分を作って、フランジとマフラーを止めているバネも追加して エンジン部分はほぼ完成です。
次にフロントブレーキ回りです。ここも全てステン製六角ネジに置き換えて ブレーキホース回りも作り直してます。
リアにも取りかかってます。
スプロケはコスモファクトリー社製でピッタリのものがありましたので それに変更してます。ここでも金属ものの六角ネジに ゆるみ留めのワイヤーを組んでみました。
キットのものはタミヤと同じように一体ものなので チェーンもまた組ないといけませんが、拘っていきます。
エンディングも見えてきました。そろそろ外装部分の仕上げにも 入らなければ…。
その前にラジエターのキャップがどっかに逝ってしまったようなので プラ板から作りました。
リア回りはもいろいろ手を加えました、バーも 0.5/mmアルミ板から 作り直しました。 チェンジペダルも1/mmの洋白線から、ステップ部分は いつもの通 り極細ヒシチューブを熱して完成です。
外装はほぼ手直しの必要がありません。
まぁ資料が乏しいというのもありますが…(爆)
タンク止めディテールがあるのでこれを全て削り落として 塗装後に作り直します。
とりあえず多少の事は目をつぶり…。 フィニッシャーズのレーシングホワイトで少しくすんだ白で 塗装しました。デカールも貼りましたが、ゼッケンが透けてしまいますので クリア後マスキングしてから貼る事にしましょう。
あ〜〜〜、チェーンを組むのを忘れてます。 地味に明日あたりからでもはじめる事にします。
地味なチェーン作業も終わりいよいよ佳境です
タンクのディテールアップを施しています。シートも…。フューエルキャップはC社製のものを使用してます。エアー抜きは アルミからの削りだし。
タンク留めは0.5/mm厚のゴムと0.3/mmアルミ板で、 志賀虫ピンで留めてできあがり、デカールはりが相変わらず下手過ぎです。
カウルのデカールも貼りましょう…。ゼッケンがスケスケです(泣)しょうがないので、ゼッケンの大きさでマスキング。
そこに隠蔽力の強いシルバーを塗装してから白を吹きます。
マスキングをはがして…。
デカールを貼って…。
  これもスクリーンを残して出来上がり!!!
しかしいつもスタンドに使用している1.5/mm 真鍮棒が 在庫切れになってしまい、スタンドも後で作り直すことにします…。(爆)

 


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