はじめまして。今年初参加のTAMUと申します。参加される方々の作品はとても参考になり、楽しく見させていただいてました。レベルが高いので結構悩みましたが、思い切って参加させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 作成は、キットはありませんが、HARLEY DAVIDSON XR1000を作っていきたいと思います。ハードルは高いですが、頑張ってみたいと思います。
フレームは真鍮丸棒からつくります。 2.0mmと3.0mmの組み合わせ。 1/12にコピーした写真に合わせ、真鍮丸棒をカットし曲げていきます。 あとは、角度や左右対称など気をつけながらハンダ付けしました。細かな部分はまだですが、他のパーツと調整しながら作る予定です。
真鍮での加工が続いていますが、スイングアームも真鍮角棒で作成しました。
フレームに細かい部品も取り付け、若干修正も加えて塗装しました。 下手なハンダ付けが隠れていい感じになりました。
キットがないので、タイヤのみ他のキットから流用します。XR1000は前輪16、後輪18インチなので、NS500の前輪と、RGB500から後輪を拝借。
ホイールは、タイヤを拝借したキットの物をリム部分だけ残して全てカット。 6本スポークをプラ版から切り出し接着。諸先輩方の作例を見るのと実際に作るのとは大違いで、同じサイズに揃えたりするのは神経を使い結構時間がかかりました。
続いてリアサス作成。 サスのバネの部分は真鍮線やアルミ線で作ります。最初はアルミ0.8mmで作ったけど、太くて×。真鍮0.5mmは逆に細くて×。ということで、アキバで買ってきた0.7mm真鍮線で作ると丁度いい感じでした。
参考写 真と見比べると、スプリングが太い感じになってたので、やっぱり0.5mmに修正して塗装しました。 多少あらいですが、まずまずの出来。
フルスクラッチするにあたっては、エンジン部分はやたらと手間のかかるパーツです。 写真から寸法が計算できる部分はまだ作りやすいですが、少ない参考写真からは幅とか、他のパーツと重なってよく見えない不明点が多々あります。 まあ、出来上がったら見えなくなる部分もあるのでそれらしく作りましょう。
プライマリーカバー側もプラ板から作成です。 ピンバイスで穴を開けていくとだんだんパーツらしくなってきました。
シリンダー部分の作成。 何で作るか悩んだあげく、真鍮板で作成です。 フィンの部分は、0.2mm、真の部分は0.5mmでちょうどいい高さになる予定。 こんな感じでフィンをたくさん切り出して行きます。
1枚ずつ交互に重ねハンダ付けして調整。
中央の部分は、サイズを揃えておかないと見た目が悪くなるので、中央部分だけ重ねて削ってます。フィンの部分は1枚ずつ微妙に大きさを変えながらカット。 最近丸くカットするのが上手くなってきた気がします。
ヘッドカバー部分は、プラ板で作成です。
出来た部品を重ねてみます。 高さの確認や、フィンの微調整などをして確認。 なんとかエンジンらしくなってきました。
ヘッドカバー部分を作りこみます。XR1000のヘッドカバーは、目のようにも見える部分が特徴的です。 失敗しては台無しな部分なので、作成を躊躇していましたが、プラ板をカットして組み合わせたり、ボルトを埋め込んだりしながらなんとか形になりました。
塗装してフレームに載せてみます。 ヘッドカバーに付けたボルトの部分で高さが増し、ギリギリの感じでしたが、無事に設置できたので、ホッと一安心です。
フロントフォークを作成します。1/12なので、3.3mmくらいの太さにしたいのですが、こんなサイズのプラ棒も金属素材もないです。旋盤も持ってないので削りだしもできないし・・・
でも、削るのが無理なら重ねればいいということで、真鍮丸棒3.0mmに、0.1mmの真鍮板を巻きつけてハンダ付けしました。
ボトムとブレーキキャリパー部分は、プラ棒・プラ版加工です。
1/12写真のコピーに合わせてカットしていき組み立てていきます。
ブレーキディスクは、やたらと穴が多く、中央部のスリットが作成を躊躇させていました。
ディスク部は、プラ板をカットし、0.4mmのピンバイスでひたすら穴あけ作業です。
穴あけには、規則的にあけれるように治具を作成してから・・・とも思いましたが、定規を当て、寸法確認しながらあけていきます。
中央の部分は、バキュームで型を作り、ピンバイスとデザインナイフで慎重にカット。 2枚も作るとグッタリします。
タンク作成。
あまり見かけない形状で、実に作りにくそうなタンクです。 キットがあったらな〜とか、実物でも見れたらな〜と思いながら写 真を観察。 まずは、バルサを削ってみました。 全然ダメでした。 技術不足か、道具不足か要因はいろいろありますが、上手くいく感じがしません。
やはりいつものように、プラ板から作成です。 まずは骨組みを作って、曲線部は薄いプラ板を張り付けていきます。
あらあら形ができたら、エポキシパテで凹凸 うぃ作っていきます。 あとは削って、削って成形です。 何度も修正を繰り返し、ようやくイメージの形になりました。
バキューム用のベース作成。 フロントカウル。 プラ板であらあら作ってポリパテ盛り。 あとは、左右対称になるように削っていきます。
リアカウル。
スクリーン部
バキューム。 いろいろな方のHPなどを拝見していると、簡単に作成してるように見え、いつの間にか自分も簡単にできるものと思っていましたが、何度も失敗しました。
カウル部
1回目。カウルを置いてバキュームしてみましたが、プラ板の温め不足で失敗。
2 回目。プラ板を十分温めたつもりですが、原型が大きいためか、シワができてしまいました。
3 回目。悩んだあげく、原型を真っ二つに切断し左右別にバキューム。
カウル作りに1mmプラ板2枚も消費。
スクリリーン部(エンビ板0.5mmを使用)
1回目。シワが入った。
2 回目。原型作成時にプラ板とポリパテを使用したが、その境目がくっきり複製された。
透明なパーツでなければ問題ないけど、透明なので・・・
3 回目。原型のプラ板部を削り落してポリパテで埋めたが、原型の粗が目立つ(多少イライラ)。
4回目。多少ムキニなり、原型を2000番までペーパーがけしてつるつるにしてやった。シワがはいった(かなりイライラ)。
5回目。5枚入りのエンビ板の最後の1枚。とりあえず形にはなった。部分的に薄いような気がするも気力がでないのでとりあえず。OK(グッタリ)
カウルにあわせてカットもやる気が出ず未着手です。
リアカウル。 今回はめずらしく一回で上手くいきました。 写真も撮り忘れで調子にのってシート作成まで。
マフラー。 マフラーは、スーパートラップを使ってたり、違うのを使ってたりとあるようですが、スーパートラップで作ってみたいと思います。4mmくらいの素材が必要で、プラ棒で作成しようと考えましたが、サイズがない!旋盤を持ってないので、削りだせないし、手作業で5mmを4mmに削るのは無理でしょう。 4mmプラパイプを火で炙って曲げてみましたが、あっけなくペチャンコ。結局、アルミ棒を購入し作成で落ち着きました。
後方に向かって広がっていく部分は、真鍮板を丸めて作成していきます。
真鍮板を丸めてハンダ付けしました。以前に883のマフラーを作成した時と同じなので、作業はスムーズでした。  あと、マフラーガードを作成してみました。
0.10mmの真鍮板を何枚も丸くカットしてマフラー後部を作成。メッキシルバーの上からクリアーオレンジを薄く塗装してみました。
キャブレター作成。
XR1000 は、右側に大きく突き出たキャブが特徴的です。 キャブも作成にあたっては、小さい部品に多数の突起物があったりするので、個人的には作りにくい苦手部位 です。 (苦手な部品はいつも後回しになっている気がします。) キャブも、プラ棒や、プラ板を写 真をよく見ながらカットし組み合わせていきます。エアクリーナーにつながる部分は、結構太くなっているので、また真鍮板を丸く曲げてハンダ付けしてます。
キャブは、エアクリーナーとの接続する部分まで真鍮板を巻いて作成しました。結構この方法は楽なのでお気に入りです。先端が広がる感じも、薄さもいい感じになりました。パイプ類も接続してこんな感じです。
タンク等塗装。
白黒の写真や、はっきりしないカラー写真が多くて、ほんとに赤なのか実はよくわかりません・・・・
赤い写真もあるし、たぶんこんな感じだと信じて塗ってます。
タンク固定用のバンドをアルミ板から作成。細かいパーツを作りこみます。
ちょっと仮組みしてみると、大分すすんだな〜。
よくここまでこれたな〜(シミジミ)
しばらく眺めてました。
細かいパーツも作っていきます。
バッテリ&コイル
チェーン チェーンは、Model Factory Hiroのバイクチェーンセットを組みました。
老眼になったらまずやる気がでないと思われる作業です。
アンダーカウル。
まったく手をつけていなかったアンダーカウル。バキュームするためにまずは原型から作成です。いつものようにプラ板とポリパテで原型作成。一気にバキュームしたいところですが、大きいため一回で上手くいかない事となるので、原型を真っ二つにして左右別 々にバキューム。あとは、カットした後フロントカウルや車体との調整中です。
とりあえず、アンダーカウルの塗装。
塗り分けして軽くクリアを吹きました。
デカール作成待ちの状態です。
セパハン。
また真鍮板を丸くしたり、ハンダ付けしたりして作成。
角度もいちかばちか・・
ハンドルRGBから頂戴しようと思いましたが、いまいちだったので、レバーは真鍮板を曲げて削って作成。
あとは、プラ棒・プラ板の組み合わせです。
メーター。 アルミ板で金具部分を作成し、メーター部分はジャンクパーツ。デカールはRGBから頂戴しました。
デカールの自作は、今回が初めてで、プリンタを買うところからです。電源を入れて、ドライバをインストールしてと準備はできました。
ファイル形式がわるかったので文字がギザギザになったり、印刷時に字体が上手く反映されなかったりと、何度も失敗しましたが、とりあえず、リアカウルのものをプリントして貼ってみました。
結構いい感じです。
デカール作りは初めてですが、まだ、いまいち慣れません。ドロー系のフリーソフトがいけないのかパソコンとの相性があるのかちょっと苦戦しました。
また、あまり見かけない筆記体のハーレーのロゴ・・・最悪です。写真からとるにも全体を取れるいい写 真がないし、フリーの字体ダウンロードサイトも探すのが大変で、最終的にはナントナク似てる字体で妥協です。まあ、初めての割にはなんとかなったような気もしてますが、他の模型で練習しておきたかったというのが正直な感想です。
カウルを調整していると、どうしてもスクリーンが気にいらない・・・
基本に戻って、再度バキュームすることにしました。基本というのは、電気コンロを買ってくるところからです。  自宅では、IHだったので、電気コンロも付いていてそこでやってたんですが、単身赴任になってからは、ガスコンロでやってました。 なので、加熱にムラができたりして、伸びるすぎる部分やまだ伸びない部分ができていたと思います。電気コンロでやってみたら無事にできました。(祝)
まあ、2回目は、掃除機の吸引を最大にしてしまって、自作バキュームフォーマーが大破しましたが・・・
カウルに虫ピンで止めました
エアクリーナー
XR1000には、とても目立つ大きなエアクリナーが付いています。  レースの際は、どの写 真も後部のキャブにだけしかついてなかったので、1つだけ作成します。  黒い厚紙を細くカットしていきましたが、どうもでこぼこになってしまって、あとで、そろえるのも大変でした。  結局は、0.3mmのプラ板を細くカットして、フラットブラックで塗装して完成。
スタンド
以前に作ってあったのですが、ちょっと幅が狭かったので、再度幅を広くして作成。
祝!完成。
自分のサイトでは、作成部分が作成途中で違うものに手を出したり、また戻ったりと順序がメチャクチャですんので、投稿に苦労しましたが、本日無事完成しました。長かった〜。
初めてのモデラーGP参加にもかかわらず、初めてフルスクラッチしてみましたが、タイヤしかないところからでしたのでいろいろ失敗もありましたが、途中で挫折せずに完走できてホットしてます。
茂木へは前日入り組となります。皆様とお会いできるのをとても楽しみにしていますので、インフルに気をつけて1週間過ごしたいと思います。
とりあえず・・ う〜ん・・・しばらくフルスクラッチはいいや・・・疲れるし・・(笑)

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