考えた末、投稿できるエキスパートクラスにエントリーします。製作モデルはKTM690LC-4です。
製作にあまり時間が取れないので、早速スタートさせます。
道のりは長いんだろうなあ〜。 |
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まずはホイールの製作ですが、
モタード車両は17インチホイール。スポーク仕様でいきましょう。
ホームセンターを探しまくったギザギザ蓋や容器を切断して組み合わせます。 蓋のギザギザは72あり、36本スポーク張りにはもってこいです。 |
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ハブの部分もちょうど良いパーツを見つけプラパイプと組み合わせ
ニップルの部分はアルミパイプ、スポーク部は志賀虫ピン00番。
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イカリングもプラ板から切り出し、
外側にリムを巻きつけ組み立てます。
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塗装を施して前後17インチスポークホイールの出来上がりです。
タイヤはオフロード車のリヤスイングアームに合わせるため スリムなTZM250のものを利用することにします。 |
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フレーム自作は自信がないので、
タミヤのKTM250MX(1984年型)を利用します。
ちょうどチェーンラインが右側だし、 フレーム構成も似てます。 |
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リヤスイングアームは1984年型らしくクラシカルです。
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これを虫ピンを利用して5角断面
スイングアームにしました。
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いま風です。
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本人の好みでBERINGERディスクとキャリパーを作ることにしました。
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プラ板を3枚張り合わせます。
フローティングピンはプラ棒に孔を開けただけ。 キャリパーはタミヤのTZM250についていたbremboを流用し、ちょっと加工しました。 |
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タミヤキットのKTM250MXのフレームはシングルクレードルフレームなので、これをセミダブルクレードルフレームに改造。
また、2スト用のフレームは、4スト用にしました。
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チェーンも塗装はしてみたものの、
やっぱりたるみが欲しい。 チェーンキットを注文しよう。
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モデルファクトリーヒロの組み立てチェーンで
改めて作りました。 上のチェーンはKTM250MXに付属していた物。
ヒロのキットのフロントスプロケは大きすぎるので、12Tのフロントスプロケを製作。 |
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KTMのLC4エンジンは20年の歴史あるエンジンで、リキッドクール(水冷)4バルブの意味ですね。
これを丸棒、ケミカルウッド、パテ、プラバンなどを 駆使して作りました。
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フォークプロテクターはプラバンをヒートプレスして作り、
キャリパーにはBERINGERのデカールを作って貼り付けてみました。
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BERINGERキャリパーのアップです。
ボケててすみません。ロゴが小さすぎて自分の腕ではこれが限界。
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KTM690のキャブはFCRキャブなので、
これもプラ板、パテ等で製作。 写真の右にあるのはKTM250のキットに
入っていたPWKキャブですね。
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ブリーザーパイプをつけてみました。
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ゼッケンプレートを作るのに、 まずはケミカルウッドを削ります。
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ヒートプレスして出来上がり。
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できたゼッケンプレートをスキャナーして、
これを元にゼッケンを描きます。 (マイクロソフトペイントで描いてます)
これをインクジェットプリント対応の 裏地の白いデカールキットに反転印刷。
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ナンバーの部分をミラーのようにしたいので、
ミラーシールにナンバー部をくりぬいたデカールを貼り付けます。
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ナンバーの部分をミラーのようにしたいので、
ミラーシールにナンバー部をくりぬいたデカールを貼り付けます。
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雑誌やHPの画像を探しまくってパイプの配管を確認し、 とりあえずここまで仮組みしてみました。
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エアクリーナーはプラ板とパイプで乾式タイプを作成。
チェーンはやっぱり組み立て式で正解ですね。
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エグゾーストパイプは日本化線というところの 「頑固自在」皮膜線径2.6ミリというものを手曲げ。
仮組みしてみます。
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マフラーはアクラポピッチの楕円形状を表現。
あと、ラジエター部も取り付け配管も完了。
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マフラーのバッフル部も付けて塗装。
エグゾーストパイプはブラック塗装の後、 クレオスのメッキシルバーを上塗り。
クリヤブルーとクリヤオレンジで焼き色を入れました。
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いつか作らなきゃ、と思っていましたが、 なかなか手がつかなかった、メンテナンススタンドを製作。 オフロードモデルはやっぱりこれですね。 | |
写真のようにKTMのフェンダーはフロントは折り返しがあり、 リヤも凹みがあるため、バキュームでは困難かも?と思い、 型取りで作ることにしました。 | |
ホームセンターで探していると「型取り用パテ」と 「プラリペア」というのを見つけたので、これを使ってみます。 まずはリヤフェンダーをケミカルウッドで削り出し、 複製します。 | |
形を整えてリヤフェンダーの出来上がり。 | |
同様にしてフロントフェンダーも作ります。 右がケミカルウッドを削った型で、 左が複製したものです。 折り返しもきちんと出来ました。 | |
シュラウドとガソリンタンクが一体化しているので、
これはヒートプレスとケミカルウッドを組み合わせて調整。 サイドカウルもヒートプレスで作ってます。 サフチェックして並べてみました。 |
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シートはケミカルウッドの手触りが良さそうに感じたので、 そのまま使います。 | |
オフロードモデルにはやっぱりハンドガードが必要ですね。 これもヒートプレスで製作します。 ケミカルウッドをこんな感じで削ってます。 | |
こんな風に出来上がりました。
ハンドル周りやステップ周りその他の部分を細々と作り。 ここらで完成といたします。 |
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カウル類の塗装ですが、基本色がイマイチよく分らず、 とりあえずフィニッシャーズのライトガンメタルとピュアオレンジを選択しました。タンクシュラウドとフロントフェンダーの部分はマスキングしての塗り分けです。 | |
シュラウドの上端っこの部分を黄色にするのを迷った挙句、 マスキングしていったんファンデーションホワイトを吹いてから イエローを吹くことにしました。 | |
もちろんRED BULL仕様にするためですが、 赤ベコ・・いやRED BULLはSTUDIO27のYZR500日本GPのデカールから頂きました。 あとはリヤフェンダーに使うステッカー類の印刷とクリヤ吹きです。 | |
ステッカー類はカタログなどから借用してデカールを作り、研ぎ出し塗装を施します。 クリアはフィニッシャーズのオートクリアを選択しますが、 以前試した時にシンナーの影響でデカールにヒビが入ってしまい、どうしたものかと思っていました。 梨地に吹いてシンナーを飛ばしてというやり方もありますが、今回はタミヤのアクリルクリヤーをいったん吹いて、 デカールにヒビが入るのを防ぎ、しばらく乾燥させ、その上にラッカー系のオートクリヤを吹いてみるということを試してみました。その上での研ぎ出し塗装です。 | |
ハンドル周りやステップ周りその他の部分を細々と作り。 ここらで完成といたします。 | |
昨年秋にたまたまこのサイトを見つけて皆さんのバイクモデル製作の技術に大変感動しました。 高校まではプラモ作りを趣味としていましたが、 30年ばかりラジコン、バイク、レース、ミニ4駆などにはまっており、すっかり遠のいていました。でも、皆さんの作品を眺めているとバイクも一から作れるんだ・・と目からうろこが取れました。 自分も作ってみたい! という衝動に駆られましたが、その時はもうエントリーも間に合わなかったので、来年度はぜひ参加させてもらいたいと思ってモデル選択をし、やはり一番好きなモタードモデルで挑戦しようと決意しました。道具もほとんど無い状態でしたから、まずはエアブラシを買うところから始めたのですが、初めて聞く技術もあり、試行錯誤と皆さんの製作記を参考にさせていただきました。 フルスクラッチとか、バキューム、ヒートプレス、研ぎ出し塗装等々、 デカールを作るなんて考えたことも無かったです。 とにかくこのモデルを製作することは大変楽しい作業でした。 徐々に形が出来上がってくるとうれしいもので、 出来上がったパーツを眺めては悦に入っておりました。 完成品とはいえ、まだまだ煮詰めていないところは多々あり、反省の塊りでもあります。 また、モデル作りの楽しみを再発見させていただいたMAX MOTO MODELING様には感謝申し上げます。 それではコレクションホールでお会いしましょう。 |
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