初めて参加します、#11、mayupapaと申します。 モデルファクトリーヒロ製のこのキットを2008年5月に購入し、少しパーツを触ったまま、ずっと眠らせておりました。 ハイレベルのコンテストに参加することで製作意欲維持できたらと思い、特別 な改造は施しませんが、完走(完成)させたいです。昔からレジン&メタルキットは抵抗があり、この種のキットを克服したいです。 今年のGWから製作を開始しました。
GW依頼製作しておりましたが前輪の仮組みまで来ました。あと、フレーム周辺小物、カウル、パイピングが残っています。あと3ヶ月弱、計画的に製作を進めたいものです。
前輪を取り付けるためにはフロントフェンダーを作らねばならず、2分割パーツをハンダ付けした後セミグロスブラックで塗装、カーボンデカール貼付、クレオスのスーパークリアーVを吹きました。カーボンデカールはお馴染みスタジオ27綾織Sです。同様にマフラーサイレンサー保持のバンドも作製しました。
フロントフェンダーをフロントフォークに取り付けました。フェンダーはペーパーとコンパウンドで磨きました。
マフラーサイレンサーを支える左右のステーとサイレンサーを巻くベルトを取り付けました。ベルトはスタジオ27綾織SSのカーボンデカールを貼付。位 置だしとベルトをサイレンサーに密着するのに苦労しました。
本日までの進捗状態です。フロント部分の完全取り付けにはハンドルグリップ部分を作る必要があります。
カウルの作製に入りました。下地ができた後は、フィニッシャーズのヨシムラレッドを吹きました。カウルのJOMOのグリーンデカールとその上SUZUKIの青白デカールの透けが怖かったので、それら部分はマスキングし白色としてあります。白のまだら部分は後で黒を塗る箇所です。 タンクがフレームのエアボックスカバーに干渉するので、タンク内側をかなり削りました。これは彫刻刀を使用し削るのに苦労しました。あとフロントカウルと左右カウルの位 置出しとそれら取付けが難しかったです。
引続きカウル塗装です。全体マスキング後JOMOの部分をMr.カラーのデイトナグリーンに少量 のルマングリーンを加えた色で塗装、その後再度マスキングしMr.カラーのブラック、最後にスーパーブラックを一吹きしました。 マスキングテープを剥がし全体を眺めると、結構黒色部分が多いなと思いました。赤、黒、緑、白の4色塗分け、白色部分はベースホワイトのままです。カウル左側です。
カウル右側です。
さてMAXさんのホームページから追加デカールを購入しました。写 真左がキット付属デカール、右が購入分です。付属デカールの足りないところ、私は最近解かった次第です。
カウル類にデカールを全て貼りました。デカール貼付の後は中性洗剤でカウル類を洗い、ウレタンクリアー吹き完了し、今は乾燥中です。
デカールの赤色部分とヨシムラレッドでの塗装部分の色差も目立たず、ほとんど同じ色です。
カウル裏側にカーボン/ケブラー(CFRP)のデカールを貼るのに時間がかかりました。完成後はカウルを外しての展示を考慮してのことです。デカール面 に光沢があるのは、貼付後、半つやスーパークリアーを吹いたからです。
カウル裏にマスキングテープで型を取り、その型からデカールを切り出し、貼る。その繰り返しです。 キットのデカール量ではカウル裏側を全て覆うのは不可能でした。シート下のカウルはシート下部分のみ覆うことしかできずしかもパッチワークです。
キット左グリップには右グリップフロントブレーキレバーの握りしろを調整するダイアルが無かったため、プラ棒+洋白線で自作しました。ワイヤー類接続箇所追加、グリップにはエナメル線でグリップワイヤーを付けました。
塗装後、ようやく本体に接着、固定できました。追加したダイアルは少しオーバースケールですが存在感はあるのでこれで良しとしました。
メーター類、液晶部分の色はMr.カラーNo.122ライトグリーンです。何色を使うか、調色するか、悩みました。デカール貼付した後は上から艶消しクリアーを吹いています。 ラジエーターからの配管2本、実車写真を見ると断熱剤を巻いてあるので、普通 の家庭用アルミホイルを巻いてエナメル線で固定しました。
ラジエーターからの配管2本を本体に取り付けました。まずまずでしょうかね。
フロントアッパーカウルにスクリーンとライト類を取り付けました。 スクリーンは決勝と同じ左側が割れたものにしました。ライト類はやりようによってはLED等簡単に入れられるようになっていましたが、ケーブルの取り回しに苦労するため、また時間もないため断念しました。
スクリーンやライトカバーのリベットは、いわゆる虫ピンの頭を黒く塗り使いました。100本入っても安価です。右はMAXさんで買ったチューブです。
タンクもほぼ完成しました。上に給油口と、チューブの差込口として、見えにくいですが六角棒と丸棒で差込口根本を作りました。
裏側はヨシムラ8耐2009の実車写 真を参考に、シルバーを塗った後、底面にはアルミホイールを両面テープで貼り付けました。タンク下部分はメタルパーツだったのでペーパーとコンパウンドで鏡面 近くなるように磨きました。
メーターを取り付けました。
メーターのバイザー部分にカーボンデカールを貼り、背面 にはコネクター2個があります。コネクター根本はリング状に2本みぞがあるので、エナメルカラー白を入れ綿棒でふき取り、再度エナメルの赤を入れ綿棒でふき取り、赤リングを再現しました。細かい部分ですがワンポイントになったと思います。
シート下部分にバッテリーやコンピューター等の電装品を取付けました。この部分には後で配線を施します。
ワイヤー、ケーブル類を取付け始めました。ラジエーターのリザーバータンクにつなぐピンクのチューブは、先回紹介したMAXさんのチューブです。なかなか良い感じです。
シート下の電装品に配線を追加しました。
2007実車写真を見ると、電装品の配線の大部分は右脇に沿ったコイルチューブで束ねられています。とにかく資料写 真が小さくて配線はよくわからなかったのですが、コイルチューブの存在は明らかにわかるのでこれをメインに製作しました。 タミヤのバイクに付いている太目のゴムチューブに針金を通し、ホビーベース製プラストライプ幅2.5mmを半分にカットし、瞬間接着剤で固定しながら巻いていきます。このプラストライプは厚さ0.14mmで非常に薄く巻き加工には向いていると思います。幅も数種類あり、最適な幅サイズを選べます。途中まで巻くとこうなります。
その後セミグロスブラックで塗装し完了。電装品の配線は全くわからないのでコネクターへの配線、それら配線をコイルチューブへ、のイメージで作りました。
使用した他配線は、さかつう製1/24車用プラグコード黒φ0.38mm、ケンタカラーφ0.28mmの黒と白。白はイエロー、レッド、グリーンに塗装し切り取って使用。あとはダイソーで買ったカラーワイヤー0.37mmを少しです。
細かいところですが、右側リアブレーキ用シリンダーのスプリングはキットに付いていなかったため、針金をコイル状に巻いて白を塗装したものを追加しました。
フロントのエアボックス(ダクト)左右はキットの形状のまま、黒塗装後、カーボンデカールを貼り、クリアーを吹いています。ご存知の方も多いと思いますがこのエアボックスの形状は実車と全く異なります。時間が無いのでそのままです。メーター背面 のケーブルもメインのもの2本を取り付けてあります。
ようやく完成しました。

ホイールナット(ボルト)のカバーを作製して取り付けました。

このキットのカウル取付けが非常にタイトなのでカウルを取付ける前の状態です。
カウル有りの状態で展示します。カウル外すのは大変厳しいので勘弁してください。

このキット、本当はカウル取付けずに飾るのが良いと思うのですが。

シート下の配線はこのような感じにしました。
\これを最後のアップとします。
このモデルファクトリーヒロのキットを完成させるのに約6ヶ月かかりました。抵抗のあったメタルキットも、大体の作製感覚がわかりました。カウル以外はほぼメタルなのでコンテスト作品中、最も重い作品だと思います。
日曜日はもてぎに行く予定です。重量感を感じてもらえたらと思います。
今回ハイレベルのコンテストに参加させていただき、また遅ればせながら完走することができうれしいです。
ありがとうございました。それではもてぎで。

 


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