今更ながらのエントリーです。 間に合うかどうかわからず、躊躇してましたが 何とかメドがついたので・・・ 姑息な手段です。 私にしては珍しく、新しいバイクで参戦です。ワールドスーパーバイクに参戦中で現在ポイントリーダーでもある 芳賀紀行がライドするゼロックスドカティを制作しようと思ってます。 「当然フルスクラッチ」いえいえ、ここでも姑息な手段を使います。 。
それはこれだ!!!!
これもMAXさんのところから以前購入しており、これをもとに またまた「ナンチャッテ1198R」を制作しようという魂胆です。
まずは分解してみました. あけてビックリです・・・。 トラスフレームは断面が丸ではありません。 スイングアームがフレームと一体化 塗装が吹き付けではなく、ジャブ浸けのようだし フレームから作り直ししないとダメそう・・・(涙)
気を取り直してまずはカウル類の塗装をはがします。 すが中国製です。エッジがヌルヌルは覚悟してましたが プラスティックがやわやわ。これからパテ盛りして成形します。 しかしこのキット、接着されている部分は極僅か、 ダボを熱で溶かして接合しています、確かに安上がり・・・。 恐るべし、チャイニー・・・
それにしてもこれどうしよう・・・。 スイングアームとフレームが一体化されてます(泣) 泥沼にハマりそうな予感・・・。
作り直した方が早いかもとも思ったのですが、実は今回のテーマを決めていて 『極力、キットのパーツを使用する』なのです、 そこでとりあえず、フレームの補強部分、シートフレーム、スイングアーム をバッサリ!カットしてトラスフレームにとりかかります。 なんとメイン部分は角パイプになってます。 ひたすら削り倒し、補強部分には2mmプラ棒に変更。 こんなに違ってます。
これでやっと角フレームからパイプフレームになりました(笑) それにしてもこのキットのプラ材には参ります、フニャフニャで 接着剤は吸い込んでしまってなかなか利きません・・・。覚悟はしていたのですが。 次にカウル関係に入ります。 サイドカウルはスタンドの開口部分を埋めれば何とかなったのですが、 問題は、フロント、シートカウルです。 フロントライト部分を埋め、エアー吸入口を開口したのですが なかなか上手くいきません。パテ盛って何度かやり直します。 リア部分にいたっては全く違ってますので キットにパテを盛って作り直す事にします。
とりあえずはフレームを組みました。 使用プラ棒は2.0mmと2.5mm。
エンジンも資料に基づいてある程度、作り込みを。 クラッチ時はむき出しになってますので、丸くキットをくりぬき タミヤのキット(Duca)からクラッチ部分を移植しました、 わりと良い感じです。オイルウィンドウも3.0mmのバイスであけておき 後でクリアー棒を差し込んでクリアーブラウンを塗る事にします。 ネジ部分のダボを全て切り落とし、とりあえず0.5mmと1.0mmの 穴をあけておきました。まだまだ、プラグ部分、ホース等を 作り込んでいかなければなりません。
サイドカウルとアンダーカウルがキットは一体になってます。 いろいろ考えたのですが、切り離しました。 これが後から吉と出るか凶と出るか!!??
タイヤサイズが違うのでホイルはタミヤから流用しようとかと思っています。 ますが〜・・・まだ悩み中。
スイングアームの長さが違うのでバッサリ! 何だか、あっちをいじり、こっちをいじりで収拾がつかなくなってます。
そろそろかたちをつけないと思っているのですが 想像以上に違っているところが満載で悪戦苦闘しています。 エンジンはこんな感じで後でビス関係を埋め込んでいきます。
タンク、テールなどコレマタ違っていて何度もやり直しました ここらで妥協です。
フロントカウルも当然違ってます。 ヘッドライトを埋め、フロントエアインテークを開口し トップ部分の幅を2mm広げました。 数少ない資料によるとダクト部分とカウルが一体化しているようなので パテですき間を埋めて一体式に変更。
back shot .
ついでにスクリーンの型をおこします。 最近は型の上からウレタンクリアーをかけてます。
ここにきてブレーキディスクが全然違っている事に気がついてしまいました。 「気がつかなければ良かった」と思う程苦労しましたがなんとか・・・。
スイングアームを延長し,形をパテで整え ビート痕はこれを爪楊枝につけてちまちまと これはネイルアートに使用するものです。
次に、リアサスです。コレマタ見事な一体もの。 これをタミヤZX-RRのオプションパーツを使ってこんな感じで。
サス 。
エンジンも塗装しプラグも新たに作り。いつものネジ交換も終了。 クラッチがキンピカ過ぎますが・・・。
スイングアームを塗装しサスを組み込みました。
チェーン、スプロケ、ハブ等も作りかえです。 こんな感じ・・・。 チェーンの長さ変更、ボルトも金属物に、ワッシャーから切り出した ネジリングはピッチが少な過ぎ、これは何かで作り直さないといけません。
ホイールハブ、エアーバルブも作り替え、ブレーキディスクを装着。 リアブレーキは一体型にしてます。タイヤは回りません。
吉と出るか凶とでるか、と思っていたサイドカウルとアンダーカウルの切断。 凶と出てしまいました・・・。そんなわけでもう一度接着し直し 形状も違っていたのでパテ盛ってやり直しです。
エクゾーストとマフラーです。 これも違っているのでキットを基に直します。 ろうそくであぶったりパテ盛ったりと、現物合わせで・・・。 マフラーも作り直し、ピンを打ってカーボンデカールを貼ってます。
塗装し、組み込んだ写真です。
次にスクリーンをバキュームフォームしました。 0.3mmのポリカを使用してます。 もう少しハイトがあっても良かったかなぁ〜
組み込んでストリップ状態です。 F_サスは改造したカワサキ用のDPを使用し 突き出し部分は真鍮パイプを使用しました。 トップブリッジ、アンダーブラケットはタミヤのドカから流用。 ハンドル位置や取り付け方法も違ってます。
仮組してみます、一体何回目の仮組だろう・・・(涙)
ステップ回りです。 この取り回しの資料がなく困っていたのですが バイククラブの元会長 K氏が1098Rを所有されているので取材させて頂きました。
多少の違い(ステップガード等)はあるものの取り回しは同じです。
しかし本物を見るとホント良く出来ているバイクです!! イタリア人の感性には感服致しますわ。
プラ板、プラ棒、アルミパイプ等でそれらしく。

ハンドル回りの資料も不足していたのでここも結局やリ直しました。 0.3mmのアルミ板からステーを切り出して。

組み込みます。
どうにか見込みがついてきたので、デカールを制作しました。
そんなことで一応デカールを貼ってみました。
デカールを貼ってから「ここが違ってる」って分かる箇所が毎回でてきます(爆) 何時も「まっイイカ」的に進んでいるのですが さすがに今回はそうもいかなくなりました。
フロントカウルの塗り分け部分をデカールで対処と思ったのですが 2枚貼りしても、部分的にうっすらと赤が浮いている感じで 塗り分けしたサイドカウルのホワイトとの差が気になってします。
それと大幅に違うのがスクリーンです。やっちまいました・・・。 ちょっとハイトが低いのは感じていたのですがエンド部分も違ってます、 この際フロントカウルはやり直します。
まずはスクリーンをパテを盛って作り直しです。
シンナー風呂に入浴頂いたフロントカウルも何とか完成。
トップスタジオのリベットを使用します。
何故かこの車体のリベットは黒です・・・。
頭をエナメルで塗装しました。
次はスタンドです。 資料は写 真しかありません、それも詳細は不明なのでそれなりです。 1.2mmのプラ版4枚を圧着します。 3mmのプラ棒と2.1mmのアルミパイルも使用。
あとはひたすら切ったり削ったり、何とか形にしました。

塗装して

 

 

 

 

研ぎ出して何とか完成です。

いつも通り「なんちゃって」な模型になってしまいました。
制作のきっかけは、芳賀選手がドカに移籍し前半の成績からいくと 「こりゃ優勝するな」と思い、ならばと制作に入ったわけです。 しかし結果はご存知の通り(涙) SBKで初の日本人優勝を夢見ていたのですが・・・。
モテギには当日参加します。 皆さんよろしくお願いします。

 


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