今年のモデラーGPへの参戦マシンは、'87NSR500です。'86NSRシャシと'98エンジンをベースに作ろうと思います。(一昨年NSR500Vを作った時の残りの部品なんです・・・)茂木を目指して頑張ろう!!
昨年の'82γに引き続き、チャンピオンマシンシリーズです。 まずはフレームから作ります。
やはり、バイクの中心となる部分ですから、ここから始めます。 スイングアームピボットから後ろを、プラ板とプラ棒から成型します。ビミョーな局面 の部分は、手曲げプラ板です。
で、そのビミョーな曲面 の部分。 真ん中辺にあるちっちゃい丸は、ボルト座の溶接跡です。 もう少し溶接に見えるよう、細工します・・・
お次は、シートカウルです。 ベースキットを、しゅっとスマートにしましょ! いつものように、プラ板を切った貼ったして、形を作ってゆく事にします。
ふくらみの足りない所には、 プラ板を貼ってゆきましょう。
盛っては削りで、シートカウルがほぼ完成しました。 細かい加工はなかなかきれいにできません。 ルーバーがいまいちです。 でもシルエットはまあまあこんなもんかと。 しかし、白をバックに白い部品の写 真はいまいちですね。
で、フレームのシートレールを作ります。 これもプラ板とプラ棒を手曲げで成形して接着です。 接合部は、溶きパテをチャチャッと塗って、 溶接ビードの感じに…ならなかったので、 もちょっと修正します。(^_^;)
続いて、フロントカウルに移ります。 87で特徴的なナックルガード部の形状を再現する為 上半分をバッサリいきました! パテやプラ板を付け足して、成形していきます。
そして、得意の?手曲げプラ板でナックルガードを作ります。 継ぎ目をパテで消して、こんな感じ。 似てるような、似てないような…
アンダーカウルを組みました。 ここにもルーバーが開いてまして、やっぱりきれいに削れません。目立たない事を祈って、先に進みます。
「ネジのなにわ」小さいマイナスネジを見つけたので、 カウルはこれで留めましょう。
ぼちぼちエンジンの出番です。 シリンダヘッドの形状を変更しています。 ちょっとコンパクトな感じでしょうか。 キットのヘッドを削って、1つ完成させまして… 4ついるので、複製しました。シリコンの型取りは定番ですが、複製にはエポキシ接着剤を使ってみました。 少しずつ使えて便利です。 こんなものでよければ、複製して差し上げますが、 いらないか(テレ笑)
続いてのパーツはこれです。 キットの部品を見ていたら、目立つ所なので どうしてもディテールアップしたくなりました。 ので、チャレンジすることにしました!
これをこんな風に重ねて…
こんな輪っかと組み合わせます。
この輪っかには、スリット加工を入れます。 私の手加工では、この精度が限界…
さてこれは何でしょう? そう!正解!!旋盤とバイトです! これで台形状の円盤を作り…
リブを立てて塗装しすると、こうなります。
これらを組み立てると、クラッチの出来上りです。
やっぱりクラッチ板の1枚1枚が見えてるとイイ感じです。
シリンダヘッドを組むとこうなりました。 エポキシ接着剤にもサーフェーサーがのったので塗装出来そうです。 シリンダの間隔が広いようなので、切り詰めようと思います。
リアサス下側リンクの詳細形状がわかりません!! 手持ちの資料では、チャンバーに隠れてしまっています。 仕方がないので、想像で作るとします。 スイングアームの溶接跡も再現します。 最近便利な物もあるようですが、昔ながらの伸ばしランナーです。 虫ピンで仮止めすると、こんな感じ。 うん、いい感じです。
フロント周りは、ちょこっと手を入れました。 フォークのクランプボルトを再現してます。 実は、反対側はナナメになってしまった… (こちら側も怪しいが…)
チャンバーは、アルミワイヤを芯にして、パテで成形します。 アルミ線は柔らかいので、現物合わせで形状を決めてゆけ、便利です。 固定用のスプリングも、ウエーブのスプリングから切り出して、ちまちま作りました。サイレンサー側もこれから付けます。
ステダンはシャフトに虫ピンを使い、可動式にしました。 キットの本体に、息を止めて穴を開けてます。 まっすぐ開いてヨカッタです。
そんなこんなで、組み立ててみました。 やっぱり、バイクの形になると、ぐっと気分も盛り上がります。などど感慨にふけっている場合ではありません。 ラストスパートをかけなければ!!
ところで、ここで重大なミスに気が付きましたが、 もう直している時間がありません。 しかも、このミスに気が付いたのが嫁さんだった! というのが、へこむじゃぁないですか…
エンジン右側のアップ。 自分なりには、良い出来かと… キャブの色はちょっと失敗でした。 配線は、テグスに色を塗ってます。
今回、これを作りました。バキュームフォーマー!! 今までは熱した透明板を型にギュッと押しつけていたのですが、今年は違います。 家にあった食器の箱とラップの芯(これがうちの掃除機にピッタリ)に、パンチングメタルだけ買って作ったので、 総費用百数十円です。
で、作ったのがこれです。 キムチのふたが、きれいなスクリーンになりました!!
外装の仕上げがほぼ完了です。今年は市販のデカールを使ったので、パソコンとの格闘はありませんでしたが、 クリア塗装がホコリだらけになっちゃいました(涙…)
そもそも塗装もへたくそなのに、その上このありさまです。 当日は、目を細めて遠目に見ましょうネ。
とにも、かくにも、完成です!
最後の組立で、カウルの細い所が割れ、チャンバーステーが もげて外れ…いろいろありましたが、なんとか出来上がりました。
これで、私のチャンピオンマシンコレクションが 1つ増えました。
今年も無事?完走する事が出来ました。
最後はやはり駆け込みになった所もありましたが、 完成できて大満足です。
今年は、前日からモテギへ行く予定ですので、 みなさんよろしく。

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