No.22 ねこぱんち
1991 bimota TESI 1D
Folgore Bianca

こんにちは、ねこぱんちです。 今年も参加させていただきます。
このマシンを1/12サイズで作ります。(^O^)
今年はフルスクラッチではありませんが、 一生懸命、楽しく作りたいと思いますので 応援よろしくお願い致します。
今回は自分的には珍しく、 図面 を描きませんでした。
テージ1Dのカウルをもとに プラバンを切ったり貼ったり 光パテを盛ったり削ったりして いきなり造形しはじめました。 なぜなら実車の個体数が少なく資料が集まらず、 フィーリングで作ろうとしていたのですが・・・
なな、なんとっ!!! 僕のブログを見て下さったオーナー様から 実車取材のご提案が!!!
バイクの保管場所が、これまた、なな、なんと!!! フォルゴーレビアンカ誕生の地、 埼玉のホワイトハウス!!! 二つ返事でカメラと脚立を持って取材に飛びました。
撮影した写真をもとに 全部作り直しです。(泣)
でも、ミラーだけは 自宅のガレージの奥から発掘してきた、 本物を計測して作ったのでバッチリです。
こんな感じに プラバンとか自作レジンブロックから パーツを削りだして、組み立てると・・・
ビタローニ、ベビーターボの完成!!!

アンダーカウルや フロントカウル下側のカバーの造形など、 実車取材をさせて頂いたおかげで ホントに助かりました。

フロントから。 ヘッドライトはテージの物そのまま。 逆台形に見えるようにフチをカウルで隠してあります。 プロジェクターは形状がピッタリの 砲弾型LEDですが今回は点灯させません。
ここだけの話、アンダーカウルは Y社のスクーター、ジョ○を流用したそうです。 取材に行った時、ホワイトハウスの社長様に 他にもいろいろと面白いエピソードを教えて頂きました。 しかも後日、イベントに誘っていただいたりと、 何気なく作り始めたビアンカによって 本当にいい出会いにめぐり合いました。感謝!!!
スジボリは定番の スジボリ堂のBMCタガネ(0.2mm)と ダイモテープです。
スクリーンは 0.3mmの塩ビ板をバキュームします。 いつもは0.2mmでやりますが、 今回は市販車なので0.3ぐらいがいいかな・・・と。
シートやRフェンダーなど 細かいパーツを全部作ったところで 自作の真空脱泡機で複製します。 ゴムはボークスの透明シリコン、 キャストもボークスの180秒タイプ(ホワイト)。 キャストの硬化時間が長いのは 真空脱泡機を使って複製するためです。 ただ、あるスジからの情報によると 真空脱泡された、気泡の無いゴム型なら、 キャストは常圧手流しでもOKらしいです。
自作のパーツを全て複製しました。 カウル本体は、こだわって1ピースで複製しました。
外装がひと段落ついたので 車体を作ります。 車体はテージ1Dそのままです。 ところどころ、T2Mなどのボルト類を使って ディティールアップするだけにしようと 思っていたのですが・・・ リンクロッドをアルミパイプ、 T2Mのバンジョーをピロボールとして流用。
Fディスクは0.5mmの洋白板から切り出しました。 キットのディスクからキャリア部分を切り出して 組み合わせました。
Rディスクも洋白板から切り出しました。 同じくキャリアをキットから流用します。 写真はアルミ棒で作ったジグにはめて 同心円状のスリ傷を付けたところです。
エキパイをホワイトメタルで複製しました。 ゴム型にタルクをふりかけておくと、 隅々まできれいに流れます。 タルクが無ければベビーパウダーでもいいです。 ベビーパウダーの中身は香料とタルクです。
組み立てて磨くとこんな感じです。 これから溶接跡や、連結部分の ディティールをつけていきます。
サイレンサーはアルミパイプから作ります。 入り口と出口だけアルミ棒から挽きました。 固定バンドはキットのパーツを切り離して使いました。
チェーンはトップスタジオ製です。 なんとっ!!しらないうちに ゲートレスにバージョンアップしてました。
チェーンを組み立てる時、 最初から“a”のコマにもピンを入れて 組み立てると簡単に連結出来ます。 ただ、かしめる時に“a”を叩かないように 注意してください。 スプロケもトップスタジオの チェーンキットのものをそのまま使うので ハブまわりをアルミで挽いて新造しました。
キットのサイレンサーステーが 折れてしまったので 洋白板から切り出しました。
これはフロントホイールハブの中にある ステアリングシャフトです。 キットはもともとアルミダイキャストのパーツですが 真ちゅう棒から削りだしてみました。 というかこのキット、かなり面白いです。 ハブステアのバイク模型自体、初めての経験ですが、 タミヤ製品の中でもかなり気合の入った 良キットだと思います。 メカ好きにはたまりません!!!
カウルの塗装を進めます。 ホワイトハウスでの取材の時、 社長様から、こんなものを頂いてしまいました。 実車のカッティングシートとパール粉末。 当たり前ですが本物です。 このカッティングシートを イラストレーターでトレースして 自作デカールを作ります。
ホワイトハウスで教えて頂いた塗装レシピにしたがって、 塗装します。アルミ粉末の上に着色系雲母を重ねる、 いわゆるメタリックマイカです。 シルバーに黒を一滴加えたものをベースに、 ブルーパールを乗せ、クリアーでコーティングします。
乾燥器で1ヶ月乾燥させ、 研ぎだしました。 タミヤのサンドペーパー#2000、 コンパウンドはタミヤの赤青白と ハセガワのセラミックコンパウンド。 ワックスは使ってません。
こまごましたパーツも進めます。 ハンドルバーエンドはアルミ棒に置き換え。 メーターは、キットのデカールを 一旦、0.2mmの透明プラバンに貼り、その上からさらに 0.2mm透明プラバンを貼りました。 接着にはスジボリ堂の紫外線硬化タイプを使い、 接着剤が全体にいきわたったのを確認してから 紫外線をあてて硬化させました。
スタンドは1.2mmの洋白線から作りました。 このあと錆び対策にクリアを吹きました。
サイドスタンドも折れてしまったので 1.5mmの洋白線から作りました。

ゴーーーール!!! 何とか完成しました。 細かいパーツとか説明しきれませんが、 とりあえずゴールさせて下さい。(泣)
今年も楽しんで参加させていただきました。 マックスさん、関係者の皆様、 そして快く愛車を取材させてくださったYJRさん、 本当にありがとうございましたっ!!!
茂木でお会いできるのを楽しみにしております。

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