No.8 michi
1986 Honda NS500 (L.ロッシュ#7)
 私は86年の世界GPでレーシングチーム・カタヤマから出走したレイモン・ロッシュが第1〜6戦で駆っていたNS500を作りたいと思います。(7戦以降はNSR500) この年の前半のロッシュは非力なNSを駆ってNSRやYZRなどの4気筒勢を追いかけ回し、何台かを食って上位 に入賞しており、ユニークなゼッケン7の字体と共にとても印象的だったので、いつか作りたいと思っていました。 タミヤのNS500+NSR500+スタジオ27デカールで作れると思っていましたが、なかなか思い切りがつかず押入れの肥やしになっていましたが、モデラーGPをきっかけに完成させたいと思います。 すごく下手なのですが、完成出来るよう、楽しく出走したいと思いますので、よろしくお願いします。
 今回、作製のために用意したキットや資料本などです。  マイナーな車両なため、資料が少なかったので、ビデオの画像などでもチェックしながら作製したいと思います。
まず、資料を見ながら改造点をチェックしてみます。
1. メインフレームの改造(ダブルクレードルフレーム→ツインスパーフレーム)
2. リアカウルの改造(86NSR500に似た形状になっている)
3. 前後のホイール&ブレーキの改造(86NSR500を移植)
4. フロントブレーキのディスクローターの改造
などが主な改造点でしょうか?
さて、どこから手をつけようかな....

リアカウルから作ることにしました。 86年型のリアカウルの改造点は
1)カウルの下側が86年型NSR500に似た形状になっている。
2)サイレンサ−出口部が楕円から丸になっている。
3)カウル上部が平になっている。(たぶん...)
4)カウル前方部分(タンクと接する辺り)の一部カット。

まず、1)の改造のために、NSとNSRのカウル下部5mm程度を切り取り、NSのリアカウルにNSRのから切り取ったカウル下部を接着しました。
2)の改造はA10のパーツ上部から3mmの部分を切り取り、2mmくらい長さをつめて上部にずらして接着しました。上部にずらし接着したために出来たカウル下部の隙間はプラ板を接着しています。
3)の改造は、プラ板を貼り付けました。
4)の改造は後で...

写真その2です。
1)〜4)の改造をしてパテで整形しました。 リアカウル完成です。
次にフレームを作ります。 まず, フレームのパーツにマスキングテープを貼り付け、マスキングテープにマジックでフレームの絵を書きました。
次にマスキングテープを剥がしプラ板に貼り付け、ツインスパーフレームの絵を描きます。 その絵をガイドにプラ板を切り取り、切り取ったプラ板をフレームのパーツに貼り付けました。
張り付けたプラ板をガイドにして、フレームの上・下・裏面 をパテで整形し、最後にフレームの余分な部分をカットしました。
スイングアームはNSのパーツにキャリパーをNSRから移植しました。
スイングアームとチャンバーは裏をパテで埋めました。 サイレンサーはNSRを整形して取り付ける予定です。
フロントのディスクローターはNSrのパーツ+プラ板で作りました。
キャブはメッシュ部分をキットのパーツにストッキングを瞬間接着剤で貼り付けてみました。
仮組みをしてみました。タイヤとホイールはNSRを使用するためうまく合うか、ちょっと心配でしたが問題なさそうです。
その2
フロントフォーク&キャリパー&レバーは資料が少なく不明な部分が多かったのですが、フロントフォーク&キャリパーの形状の似ているNSRを使用することにしました。
NSRRのパーツにプラ板とパテで整形しました。
フレームにリヤスイングアーム、エンジン、マフラー、ラジエーター等を組み付けました。 追加工作としては、主に以下の工作をしています。
●リヤブレーキキャリパーに付いているB4のパーツですが、キットではスイングアームの上を通 っていますが、資料ではスイングアームの下を通っていたので、それらしく見えるよう改造しました。(仮組みの際には気づきませんでした。)
●エンジンはキットのままですが、エンジン側面のクランクケースカバー?のHONDAのロゴが86年型ではHONDA RACINGなので、ロゴを削り自作デカールを張り付けました。
●ラジエータはNSのパーツにステーやパイプを追加しています。また、パイプには真鍮線を巻き付けてみました。
反対側です。
カウルを作りました。
フロントカウルとタンクは無改造です。
塗装後にデカールを貼りました。デカールはスタジオ27の86NSR500だけでOKと思っていましたがNSR用のデカールをNSに貼るため寸足らずだったり、足りないロゴががあったため、慌てて使えそうなデカールを捜す破目になりました。
結局、タミヤとスタジオ27のNSRのデカールに加え、リヤカウルのロスマンズとリヤサスのミシュランはタミヤのNS500、アンダーカウルのトタルはプジョー206WRCWから頂戴しました。
カウルの裏側を作りました。 資料はレーサーズのホームページから
http://racers.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/index.html
ストリップ状態は見る事が無いので、カウルを付けていない状態で写 真をパチリ。裸身(なんちゃって) フロントのディスクローターはイマイチだったので、作り直しています。

完走です。いつか作りたいと思っていたモデルだったものの、なかなか思い切りが付かずにいましたが、モデラーGPを機会になんとか完成させることが出来ました。 作製に当たりご協力頂いた皆さま、どうもありがとうございました。

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