Entry No.11
ドーハン さん
'88 YAMAHA YZR500
皆さんこんにちは ドーハンです。今回はオープンクラスに時間を取られすぎて何と今からエントリー(爆)
お題はハセガワの'88YZRです。 今から間に合うかどうか分かりませんがそれでは行ってみましょー。

ハセガワのバイクキットは色々買いましたが作るのは始めて(爆)
でも楽しみです。ではまずはカウルから。アッパーカウルをを薄々攻撃し スクリーンとの段差を無くします。


塗装は時間が無いのでサフレスで行きま。 仮組もしません。 表面はとても綺麗で塗装しなくても いいんじゃないかと思うぐらいツルツルです。 但しあまりツルツルだと色のノリか悪そうなので#1000ぐらいのペーパーで磨き足つけを行います。 隙間はすべて瞬間で塞ぎリベットのモールドは切り落とし、0.5mmの穴を開け、
あとで打ち直します


マスキングを行い蛍光オレンジを塗装します。 マスキングのガイドはデカールと取説から。取説の色指定イラストは1/12のようです。 蛍光オレンジはクレオスではなく、アクリルの絵の具をアクリルのシンナーで溶いた物を使用します。昨年'86YZRを作った時に実験的にやってみたんですが上手く行ったので今回もこれで行きます。

塗装は薄く薄く何回も行います。 一度でやろうとすると必ずヒビ割れを起こします。 乾燥は意外と早いので慌てる必要はありません。焦らずじっくり行います。 実際見ないと分かりませんが蛍光感はクレオスの比ではありません。 混合してオリジナルの色を作るのも容易です。 ちなみにこれは今は亡きリックさんと蛍光色祭り(?笑)をする為に取っておいた必殺技です(笑)。 後はクリアーを軽く吹きコーティングし乾燥したらデカールを貼ります。 私の場合ナックルは塗装してから接着します。 面倒臭いですけどその方が綺麗に出来そうなんで(笑)

エンジンを作ります 取説通りドンドン進めて行きます。 但し取説通り塗装すると実車若干違います。 塗装は資料の写真を参考に行います。 色指定の同じ所は極力組み立ててから ブラシで一気に塗装します。 細かい所ののみ筆塗りで 最後に軽く墨入れしてモールドを引き立たせます。 キャブの造型は最高ですね。

各部品の塗装乾燥待ちで 時間が空いたので、土曜日に引きこもって 上側サイレンサーを挽いてみました(笑) 。殆どカーボンデカールで隠れるんですが そこは私の拘りとチラリズムの美学と言う事で(笑)。 これはまだプロトタイプで、これを元にブラッシュアップして行きます。

カウルが乾燥するまでフレームを作ります シートレール以外はアルミデルタボックスの感じを出す為、心持ち角を落とし丸めます 塗装はスーパーミラー2を使用しますが 普通に塗ってしまうとピカピカになり過ぎます。 そこで通常は下地にグロスの黒を使用しますが今回は 黒+フラットベース(なめらかスムース)を 下地に使いツヤを抑えます。 さらにそのままではハゲやすいので 水溶性のウレタンでコーティングします。 これをつかえばほぼツヤは失われる事無く コーティングが可能です ただし薄める際水を使用すると塗装しても弾いてしまうので 薄める際はエタノールを使用します。

フレームやラジエーターも軽く墨入れして モールドを浮き立たせます。 ラジエーターは墨入れ後ティッシュ等で所々拭き取り 墨入れに強弱を付けるとリアルになります。 また接合部分は溶接痕を入れ筆塗り用のスーパーミラーで 塗装すると良い感じになります。 スイングアームも軽く墨入れしフレームと合体させます。 ラジエーターのブリザーホースやリアブレーキの リザーブホースはカラーゴムで。

カウルが乾燥した様なのでデカールを貼ります。 乾燥後、ガイヤのクリアーでコーティング 何でも乾燥ブースに入れて3時間位で乾燥するとか? ホントかな。

乾いた、スゲぇ(笑) 但し当然の事ですが吹き方により乾燥時間は前後しますのでご注意を。
後はラプロスの#4000から順に磨きこみ研ぎ出しを行います。
コンパウンドはMFH製のを使い、最後に#10000のコンパウンド→タミヤワックスで仕上げます。
#10000は私のこだわりなんで通常は そこまでする必要はないかも(笑)

本邦初公開 旋盤による切削シーン 今度は何を削ったかと言うと・・・

ジャーン フロントフォークを削っちゃいました(笑)
あとは軽くペーパーをかけ面取りし、インナーはもう少し磨きこみピカピカにします。

サイレンサーを4つ削りだしました。 面取りしたらキットのデカールをではなくハセガワの 曲面追従シートのカーボン20を貼ります。 軽く引っ張りながら巻けば一発でピタッと決まります。 リベットはトップスタジオの凡用エッチングを使用。 チャンバーとの接合T2Mのフランジを打ちます スプリング式じゃなくて良かった こっちの方が簡単でいいなぁ(笑)

メーターパネルはデカールを貼って乾燥したらスジボリ堂の紫外線硬化パテのクリアーを流し込みます。 後は紫外線を照射すればメーターパネルの出来上がり。 研ぎ出しの要領で磨くと更にシャープになります。 この方法なら透明プラ板を切り出す必要はありません。 でもこの時代のGPレーサーのメーターなんてもっと 小汚い(失礼)んですけどね(笑)


レポートが前後致しますが時間が無いので御勘弁(汗) チャンバーを組み付けます。 隙間を埋めたらいつもの様に溶接痕を付けます。一般的には伸ばしランナーを巻きプラ用接着剤で 溶解しながら付けますが、私はどうも上手く行きません。従っていつものようにゼリー状瞬間を使用します。 今回は溶接痕が太くならない様に0.5mmの針を 使用し細く細く慎重に付けて行きます。

私は当時物の汚ったねー(別名ボロ隠し) チャンバーを再現してみました。 金属感は出たと思います(汗)
もう時間が無いのでこれで勘弁してくだせぇm(__)m


イロイロやりたい事はあったのですが 時間が無いので今回はグリップのワイヤリングと スロットルアジャスター追加のみにしました。 スロットルアジャスターは0.5mmの洋白線と1.0mmの アルミパイプから 見えるトコだし(笑)

ブレーキホースはT2Mの自由に曲がるワイヤー。バンジョーも変えたかったんですが きちんとモールドされてるし 時間も無いので今回はパス。 他のワイヤーやホースは実車でも黒なんでキットの物を使用。 キャリパーはエナメルのグレーで軽く墨入れ。 ローターは黒鉄色を厚めに塗りリューターで回し ペーパーを軽くあて摩擦紺を付けます。

ステップ回りはキットのまま。ステップバーもきちんとモールドが入っていて良い感じ。 ここも黒で軽く墨入れ。

カウルの裏は実車でも無塗装なので私もこのまま 決して手抜きではありません(他の部分で 手ぇ抜いてるぢゃん…ってツッコミは無しの方向で:笑) ただシートカウル裏に耐熱シートが貼ってあるのて 再現してみました 一度やって見たかったんですが 私のこだわっているところは見えない部分ばかり(笑)
他細々したパーツを付けて完成です(喜)
今年はオープンクラスに時間を取られ 一ヶ月で出来るか不安でしたが何とか出来ました。
お陰でやりたい事は沢山あったのですが今回は パスせざる得ませんでした(泣)
何だかバイクのキットはここに来て充実して来たし 来年はもっとキチンとやります(笑)
それでは皆さんもてぎでお会いしましよう。 遠方の皆さん道中お気をつけて( ´ ▽ ` )ノ