Entry No.3
METALさん
'80 YAMAHA TZ500 / P.ポンス

初めまして。METALと申します。 ModelerGP EXクラス初参戦です。
皆さんのレベルがかなり高いのでビビッてますが・・・ BBSで大口をたたいた手前「完走」目指して頑張ります。

'80年ソノート・ヤマハで、悲運のフランス人ライダー パトリック・ポンズの#23を作ります。
何せ30年以上前のイケメンライダーですので、資料のないこと・・・。
なんとYZR500ではなくTZ500でした・・・当たり前か。
在りし日のパトリック・ポンス。最後の1年を再現したいです。
製作は、往年の名ライダーのごとくロケットスタートですが、METAL流はここからまさかの失速をします。まいど・・・

使用キットはGPモデル登竜門のタミヤYZR500を使用して '80のゴロワーズ仕様にします。

ついにこのデカールが日の目を見る日が来ました。
完成目指して頑張ります。

パッチン、パッチン。ガリガリ、ゴシゴシ。シュッツシュッツ・・・。
で、こ〜なります。
METAL流は、基本塗装までしてから 仮組をします。
その方が、雰囲気も出るしテンションも上がります。
基本塗装でOKならそのままですし、ダメなら修正して、また塗ります。
やっぱり、サーフェイサーだけではイメージわかりません。 本番の塗装をして良いか修正かを決めたいので・・・
せっかくディテールアップしても、塗装の加減で 目立たない場合もありますから・・・

マフラーの溶接後をエバグリーンの極細プラ棒で再現します。
溶きパテやマスキングテープなどいろいろ試しましたが、へたくそなので雰囲気出ません。
プラ棒張って、接着剤が乾いたら、軽く削って流し込み接着剤で軽く溶かして雰囲気作ります。
あとは塗装ですが、モールドがしっかりしているので墨入れ的に塗料を流して、ぼかします。


仮組します。 ネイキット状態です。
おぉ〜〜〜!!
マフラー接着して、フィニッシュ! なわけないか・・・


仮組その2
カウル付けます。 やはり、組付が悪いので、ボディとの取り付け方をなにか考えねば・・・

フロントフォークとハンドル廻りを外さないと カウルがつけられない構造です。
カウルを2分割して、後ハメができるようにします。

タンクも、研ぎ出しのために邪魔者を 削り取ります。 はてさて、この後、どうなるのか・・・

カウルの気になったところを改修します。
アンダーカウルのエアインテークが写真ではキットより細いスリットに見えました。
キットを開口してプラ板で作り替えます。

続いて、フロントフォーク! いらないモールドを削ります。
ついでに、フロントブレーキもキットのモールドを流用して形状を変更します。
ここまでバラバラにすると塗装した後間違えそう・・・

アンダーカウル修正しました。 サフを拭いて白吹きします。

白吹きが乾いたので、デカールを張ります。 それも一部だけ・・・

ついでにフロントのデカールも張ります。 このパーツは、これで当分お休みです。

張ったデカールをガイドにマスキングします。
ご指摘の通り、色が違うので紺色に塗り替えます。 デカール、ちょっぴりもったいないけど・・・

こんな時に使うマスキングテープですが、 毎度、自作しています。
写真のように、細く切って用意しています。 この時便利なのが「スコヤ」です。
本職が建築士なので・・・ T定規のようにカッティングマットのへりを利用して 平行に切っていきます。
ちなみに、写真のようにカッティングマットの両側に メジャーを張ったものを利用しています。
超!便利です。 オススメ!!!

そのほかのカウルにもマスキングします。
位置は大体です。 白で修正は覚悟の上です・・・

ベースの紺色を塗りました。

はみ出しました。 カッターとコンパウンドで修正します。

ところで、皆さんはデカールを貼るときどうされていますか。
台紙から切り離す方がほとんどだと思いますが・・・ そうすると、小さなデカールがなくなります。 余ったデカールを保存するのも大変です。
私は、貼りたいデカールの周囲を軽く切って、台紙からはがします。 水の吸い込みがいいので、台紙から早く浮きます。
ただ、はがす時にデカールごと破いたり、はがした後、台紙ごと丸まってしまったり・・・ 欠点もありますが、デカールの台紙で模型の進捗がわかるので私はこの方法をとっています。 あまりお勧めではないかも・・・

やはり、デカールがベースの紺色と合いません。 補正します。 トホホ・・・

カウルがうまく出来ないのでエンジンを作ります。 ほぼ素組ですが、お約束のボルトはモールドを飛ばして 付け替えます。 小さいボルトは、アルミパイプ埋め込みで、大きめのは レジン製です。 質感よりもスケール感重視で…

シリンダーヘッドはいい感じです。

アップ! 質感はいまいちですが、スケール感はばっちり!! 質感の向上が今後の課題です…

スプロケットもいじりました。 資料では微妙にわかりませんが… こんな感じだと思ってください。

サイレンサー作りました。 セオリー通りカーボンデカール張って、リベット打って…


リベットはレジン製です。 塗装してもリベットに見えないので、0.3mmのピンバイスで 少し穴あけをして感じを出しました。 肉眼ではほとんどわかりませんが…

エンジン、スイングアーム、チェーン、リアタイヤをフレームに組み込みました。 エンジンが付いたので、チャンバーもつけてしまいました。 勢いで、チャンバースプリングを付けましたが、1〜2本で後悔しました。

でも、付けてよかった〜! まぁまぁの出来と、自負しています。 やってよかった〜!! でも、ラジエターつけたら、ほとんど見えなくなりますが…

キットのカウルは分厚いので、バキュームフォームで抜きました。 素材は、100均のA4クリアケース。1冊から12枚ほどの板が取れます。 全部使いましたが、成功は8ショットでした。

中でも、一番いい奴を切り出して使いますが、よ〜く見ると、やはり細かなぶつぶつが… よ〜く見ないとわからないので、良しとします。 ちなみに、私が使っている電気ヒーターは、20年ほど前にもらった結婚式の引き出物。 ヒーターの出力が2段階切り替え式です。 細いプラ棒を伸ばす時にも使います。 低出力なら、電気をあまり食わないし、あまり暑くならないので重宝しています。


カウルの研ぎ出しをしました。 初めてウレタンを使ったのですが、ラッカーと勝手が違ってうまくいきませんでした。 でも、艶はラッカーと比べ物になりません。 ウレタンクリアーも今後の課題です。

何とか、ネイキット完成。 カウルが合うかが、心配・・・

初戦、なんとかフィニッシュです! 気になるところが多々ありますが、それらは次回の課題ということで…
やはり、カウルが合いませんでした。 ごまかして、つけています。
次回もぜひ参戦させていただきたいと思います。 それまでに、もう少し腕を上げておきます。