モデラーGP2013
EX Class
Entry No.21

シンジさん
2011 Honda RC212V #58


シンジと申します。お世話になっております。以前より憧れていたイベント、モデラーGPにいよいよ今年から参加させていただきます。ケニーFZRに続き、平さんに挑戦します。しかしすでにゴールされた方がいらっしゃるとは。とにかく完走目指して頑張ります。

あまり製作時間がないのでバイクは素組みにしようと思ってました。しかしカウルのパーツを見ていたら衝動的にぶった切っていました。恐ろしいキットです。とりあえずナックルガード周りを修正します。後端の内側への反りも気になったのでライターであぶって曲げようとしたら思いっきり丸まってしまい、一体何をしてるのかよく分かりません。

ナックルガードは少し膨らみがあってヘッドライトの部分とはエッジで分かれています。このマシンの個性的な部分なのでちょっとこだわってみました。

切り離したサイドはオフセットしてずれないように加工してつなげます。アンダーカウルをガイドにしながら瞬着で仮止めし、プラリペアを盛ってくっ付けました。プラリペア、5年以上前に買って結局使ってませんでしたが、全く問題なく使えました。スチロール樹脂と融着する感じでガッチリくっつきます。ただ、アクリル系で硬いのでパテ代わりに使うと削るのが大変です。なので残りの段差を埋めるのは光パテを使います。

フロントの幅を広げたらシートカウルもペターっとしてるのでボリュームアップします。細切りの1ミリプラバンを左右のガイドにして中央が膨らむようにします。ゼッケンの黒デカールはこの時点で使用不可になってしまいます。こうしてその後の仕事を雪だるま式に増やし、自分の首を絞めていくのです(泣)

タンクもいろいろ違うっての。プラバンはかさ上げと幅を増やすガイドを兼ねてます。いちばん幅のある部分が妙に丸まってて、なんでだろって思ってましたがこれには理由があるんですよね…。近いうちに触れる事になります。

平さんの方もぼちぼちと。タミヤのスペンサーのヤツを使えばいいじゃんかって思いましたが、なんか反則っぽい気がするし、やっぱり形も違うので作ります。ただし、ハングオンライダーのキットについてたショウエイらしきパーツをベースにしてます。手持ちのぼろっぼろのアライ・ラパイドをサイズの参考にします。捨てなくてよかった。

体の方はキット化したケニーのテストショットのパーツがあったので、それをベースにします。身長は平さんの方が高いですが、骨格はケニーの方ががっしりしているので、上半身を延ばし、全体に少しスリムにします。ツナギの皺の入り方も全然違うので全部作り直します。ある程度彫ったら形が見えにくいのでサフを吹きます。

修カウルとタンクの正作業もようやく形が決まるところまで出来ました。

ライダーも資料を見ながらツナギの皺を彫っていきます。ケニーから平さんに変身中。どうしても写真にない部分もあるので想像で作っていくしかないです。結構メリハリをつけないと色をつけたときにのっぺりしてしまうのでやや派手めにつくっていきます。

あー素組みしたい。もう遅いけど。フレーム関係ではやはりここ。
ヘッドパイプからのメイン部分にカドが一個多い問題です。なぜ?箱絵だってまっすぐになっとるやんかっ。細かい所の違いは無視しますが、修正して幅が広がったタンクとの兼ね合いから、やる以外にないというところに私はいます。ここを直すにはひじが当たる部分が犠牲になります。せっかくメッシュのモールドがあるのにもったいない。そして幅が増える分、カウルとの隙間が微妙な事に。


デカールの原稿を作りました。アルプスなんていいもの持ってないので白いデカール用紙にカラーコピーします。以前、某コンビニのカラーコピー機で試したら割とうまく出来ました。紙にプリントしたものを使ったサイズのチェックはこれからやりますが、一発で合ったら奇跡です。グローブのロゴ、プロ〜とあるのですが、〜の部分が分かりません。デカールにする時はプリンターで倍の大きさの原稿を印刷し、カラーと白黒に分けて縮小コピーします。

グローブのロゴ、調べて判明しました。タカイのプロスタッフR、市販でも1万円以上した高級品ですね。キングも86年の8耐ではタカイのツナギでした。ダイネーゼだと真夏の長時間という特殊なレースではキツかったんでしょう。


エンジンの組立てです。アルミの削りだしと鋳造の違いを出す為にスーパーファインシルバーのみと、明るいグレーを混ぜたものを塗り分けてみました。黒もそのままだと綺麗すぎるのでグレーを混ぜてわざと弱くします。この辺はすべて筆塗りでちまちまと進めています。って時間かかり過ぎ。もう凝った事せずにどんどん作っていくしかないです。CADの勉強をしていたので取りかかるのが遅かったのかな。リタイヤしないよう死ぬ気でやります。

スイングアームの裏打ち。溶接痕も印象が変なので光パテで付け直しました。ブレーキディスクの表側だけ削って(笑)エッチングにします。ビスで固定してリューターにセットし、ぴったりはまるように折れたデザインナイフの刃をバイト代わりにして削りました。裏表用に4枚あるのでエッチングの節約と時間稼ぎ…あれ、リヤの分1枚しか無いじゃん。ヘッドライトはそのままだと奥に引っ込み過ぎなので、前に寄せる為にヒンジを削り取り、プラバンの輪っかを作ってオフセットするようにします。そうすると削ったところの厚み分、前に移動してちょうど良くなりますが、カウルの裏側が当たるのでそこも削ってレンズが当たらないようにします。はー、めんどくせ。

エアインテークのカバーも前を斜めにカットして限界まで薄くします。
実車もクロス1枚のペラッペラなので頑張りましたが、目が…。

フレームも目立ちそうなところだけ裏打ちして組み立ててしまいました。タンクを載せてヒジのところを削らないと。ステップ周りをエッチングに置き換えたいところですが、完走したいので断念。

白くてよく見えませんが左はケニーです。なんとか平さんに近づけようと爪楊枝でパテを盛ったり削ったりしていますが…。似ねぇーよマジで。ハンサム過ぎだよ。はっきり言って外人の方がラク。
ある程度のところで妥協して、あとはバイザーを暗ーくしてごまかすという手もありますが。実際平さん、かなりバイザー暗かったし。最悪、顔無しで黒とか…。

参りました。正直厳しいなーと思っていたら風邪を引き2日ほど何も出来ませんでした。
ですので、反則ですがケニーを乗っけていたものを引っ張りだし、強引にケニー様をシートからひっぺがし、代わりに平さんを乗っけます。雑だった上、あちこち破損していたので手直し中です。今製作しているものと改造の内容がほとんど一緒なので、お許し下さい。まさかモデラーGPの場でケニー/平組のライダー交代をすることになるとは思いませんでした。

スクリーンのバキュームは来年の課題です。

平さん、いくらかマシになったでしょうか。

バイザー越しなら何とかなりそう。

うひゃー、締め切りまで11時間切ったー。昨日3時間しか寝てませんが、10時まで寝ないで頑張ります。大丈夫、レッドブルとモンスターエナジーがあるから(笑)。

ついでに無理矢理降ろされたケニー。うわ、こっち見てるし。何さらすんじゃー、コラァって。瞬着でがっつりくっ付けていたのでシートにはがした跡が。

ヘルメットデカールの途中。
数カ所合わないところがありましたが、ぶっつけでやった割には上手くいってました。

タイラの炉端焼き。乾いたらこっちにもデカール貼っていきます。あと3時間、キビシ〜。

あー終わらなかったー。
なんとかバイクに乗せたところまでいきたかったですが、悔しいです。
残りをしっかり仕上げてもてぎに持って行きます。
皆様にお会いするのを楽しみにしております。
ありがとうございました。

 

close