モデラーGP2013
EX Class
Entry No.48

しゅんぱちさん
1984 HONDA NS500R.マモラ


初めての参加となります「しゅんぱち」です。よろしくお願いします。
製作するのはNS500‘84。R・マモラ仕様で仕上げていきます。内容としては、可能な限りのディテールアップで作っていければと考えております。
とにかく完走を目指して頑張りたいと思います。

フレームです。モールド等を追加しました。リベット、溶接痕、一部のパーツの差し替え等、とりあえず出来る範囲で。

キットで省略されている溶接痕の表現は、独自のやり方で再現してみました。0.5mmのプラ棒を貼り付けた後、計量に使うサジの先端部分を使い、押し潰してモールドを作るという方法。そのままだと少し厚みを感じたので、表面を適度に削って対処しています。

スイングアームの作業も、フレームと同等に。

場所によっては、金属のボルト類に置き換えています。

簡単ではありますが、フレーム、スイングアームはこのような感じで。
(後々、さらに変更を施した部分もあります)

チェーンは、自らモールドを彫ってそれっぽくしてみました。最初はタガネやドリル刃を、それぞれ0.5mmを使用して彫りましたが・・・やはりギリギリだったせいで強度が低下し、その後は折れまくって使用不能。後にスペアパーツを使い、彫るサイズを0.3〜0.4mmくらいに見直し
ある程度強度を確保する方向で仕上げ、無事に作業完了となりました。

カウルです。フロント側の一部に、補強と追加をしました。特に下部底面のプラ板は、過去に完成後、割ってしまった苦い経験から施したものです

後は定番ではありますが、上下の分割工作をしました。

マフラー・チャンバー部分。とりあえず定番である、チャンバーの穴埋め処理。
またサイレンサーの付け根部分は、NSR500‘84キットから流用し、リベットを追加。

マフラーの製作ついでにマニアックな所ですが、ATAC作動用の同調ロッドを真ちゅう線、真ちゅうパイプ、プラ板等で自作し追加してみました。とりあえず、ここでは1番と3番部分を。

調整が若干大変でしたが、この作品の見所の一つとなればと。後ほどですが、エンジン側の方でも2番に繋がる同調ロッドも作りました。

1番からエンジン側のリンケージに繋がる、ATACのロッド機構の追加工作。2番のATAC周辺は、資料には写っていないので想像で、それっぽく繋げています。何にせよ、見えない事に変わりはありませんが・・。

クラッチ、パルサーコイルのディテールアップ。クラッチ板は、プラ板を重ね合わせて別パーツにして自作。

省略されている配線等を追加することもありキャブレターのディテールも若干追加。2番だけパーツ色が違いますが、元のパーツを紛失しスペアを使用したため

ファンネルネットも最終的に自作。市販品を用意していたのですが・・何か納得出来なかったので、結局作りました。

遊び心でプラグを自作してみました。プラグキャップを脱着式に変更し、完成後も外せてプラグ先端が拝めるように。急な思いつきで製作しましたが、見所の一つにになればいいなと。

ラジエーター。特にホース部分の表現に苦労。テープをグルグル巻きにしたような感じのホースは
最終的にタガネでスパイラル状に彫りこんで表現することに。目立つ部分のみ施行しています。それと、あまり上手く出来ませんでしたが独自の技法でホースバンドを追加。

フロントフォーク、トップブリッジはNSR500‘84キットより、丸ごと移植した定番の変更。ただポン付けしたのではなく、NS500に合わせて調整もしています。微々たるものですが・・。

ブレーキ周りも同様に移植。キャリパーにも、さらにディテールを追加。

ステアリングダンパー。NS500キットに、このパーツが付属していないということを作業時に初めて知りました。今では当たり前のようにキットに付いているので・・。過信は禁物ですね。
せめてメーカーには、新規パーツが追加するついでに付けてほしかったですね。NSR500‘84キットより流用。

メーター裏がかなり省略されていたので、追加工作。83年モデルの当時の資料を参考にしました。

この当時に見られた、スパイラル状のホースも自作。そのままだと、透明度がありすぎる感じがしたのでチューブ表面をペーパーヤスリで軽くやすり、曇らせた感じにして雰囲気を出してみました。

ひと通り内部の作業は終了したのでそれぞれのパーツや配線等を仮付けして、全体のチェックをしてみた。雰囲気は出てきたと思いますが・・。


30年前のキットということもあり、何か合わなかった感じだった付属のスクリーン。最終的に、バキュームした自作品に変更することに。ただ自作したスクリーンも・・・少し納得いかない出来。何度やっても、スクリーンの透明度に問題が出ましたが時間も無かったので妥協をすることにしました。苦渋の決断・・。

なるべく実車に近い状態にしたかったのでスクリーン裏付近の、タンクと繋がるホースの取り回しの作業をしました。ホースバンドを固定する金具は、洋白帯で自作したもの。とりあえず、何とかなったみたいです。

内部が一通り形になれば、後はカウルとの調整作業へと。すぐ終わると思っていたのですが・・予想外の部分が合わなかったり、変更になるところが浮き出てきたりと四苦八苦する羽目に。旧キットは大変ですね。

そんなこんなで、何とか無事カウル合わせも終了しました。ただ・・一つ不安が。シートカウルを被せた時、チャンバーにモロに引っかかって脱着しづらい問題が・・。凄くタイトなんですよね。完成時、カウルが割れなければいいなと願っています。

マフラー系の塗装が完了しました。80年代の鉄チャンバー焼けの塗装は初めてでしたがとりあえずは、それっぽく表現出来たでしょうか?

フレームも大体終了しました。組み付け順 の兼ね合いで、一部まだ試行していませんがほぼ終わりです。

フロントも、大体ですが終了。組み付け時に、一部パーツが割れるというハプニングもありましたが
スペアパーツが残っていたので、何とか回避出来ました。試練??

スイングアーム周辺も完了。

キャブレターはこんな感じで。実車には、シリンダーの番数が手書きで書いていたのでそれを作品でも再現してみました。

V型3気筒エンジンも終了。

カウル、タンクのトリコロールカラーは塗装で。色味は、大体狙った通りになってくれました。

デカール貼りも完了。ただクリアー塗装作業中で色々あり、乾燥時間が日数的に足りず・・・カウル完成は、かなり厳しい状況です。ギリギリまで頑張ろうとは思いますが、最低でも内部だけでも完成させて当日持って行ければと思います。

 

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