1983 HONDANS500
Freddie Spencer

まずは、カウルの整形?です。
この時代のT社のバイクカウルは上下一体で取り付けるのにフロントタイヤを外さなくてはいけない!! ・・・ドカのMHRレプリカじゃないんだから、上下に別れるように加工です。
余談ですが、昔バイク屋でバイトしていたとき、MHRの修理でどうやってカウルを外すのか1時間以上悩み、見かねた工場長に「早く、フロントホイール外さんかーい!!」と怒鳴られたことがあり 私の中では乗ったことのないバイクでは一番思い出に残るバイクでした?
加工はカウルを左右にがっちり接着した後(裏にコンマ3ミリのプラ板で補強です)
片側の上下のつなぎ目をCUT!!アッパーカウルにプラ板をはっつけてカウル接続のはかまにします。虫ピンで固定用の穴をあけ位 置決めした後 反対側を同様に加工します。


タンクのヒケがひどいのでポリパテで修正。
今のKITでは考えられませんね・・・

 

カウルにサフを吹いた状態です。
完全に2分割カウルになりました。
・・・フレームに仮組していないので、ちゃんとつくか非常に心配です。
まっ、そんときは必殺の「カウルレス」で!?

 

シートカウルもサフ吹きしました。
裏にはがっちりプラ板で補強です。
(最後にかなり無理やり取り付けなくてはいけ なそうなのでがっちり補強したほうがいいように おもいまして)
苦労したのはサイレンサーの出口の処理。
そのままではサイレンサー出口の形がイビツな形状なのでパテで修正です。
が、大苦労!!うまく形ができませんで 瞬間接着パテで数回の処理のあと やっと妥協できるぐらいになりました。
本当ならスリットの穴あけもしたかったのですが時間の都合と強度が心配だったのでそのままです。

 

ついでにチャンバーの穴埋めもしておきます。
この時代のチャンバーって確か鉄だったようで溶接後も結構盛り上がった感じなのでパテのままそれらしく再現してます。
ちなみに、#2シリンダーのエキパイ部は そのまま接着してあとで車体につかない 可能性があり、チャンバー破損によりリタイアということになりたくないため車体に合わせてから接着します。
後ろでプラモの神様が「カウルはイイのか?」とささやきますが、
聞こえないフリです。・・・
(ホントつかなかったらどうしよう。。。)

 

キャブレターの加工です。
KITのままではあまりにも見栄えがしないので ファンネル部分をくりぬいてちゃんと空気が 吸えるように加工です。
塗装後にネットをくっつけます。

 

いきなりEGが組みあがりました。
ほとんどが「セミグロスブラック」で単調なので ほんの少しだけメタリックグレイでドライブラシ&つやありブラックですみいれしてますが、
わかりませんね・・・
ウォーターホース類には定番のメタルック 細切りでバンドを再現しています。
キャブも完成して、うーん結構イイカンジでは?と ちょー自己満足です。

 

いきなりフレームに乗っけてしまいました。
フレームを接合したあとEGを乗せようと思いましたが、どうやっても無理そうなので挟み込んで接着してます。
つなぎ目の処理?・・・
ほおっておきます。いい方法ないですかね?

 

スイングアームです。
裏打ち無しです。
私の記憶ではたしか、83のNSのスイングアームはいろんなTYPEがあり、スペンサーが主に使用していたのはカーボンにアルミを巻いた複合材のアームを使っていた と思います。
(非常に不確かなのでどなたか詳しい方がいればご指摘願います)
で、サスペンションを挟み込む形式ですが、挟み込む部分と サスを切り離し、接合部の処理をしたの後サス本体をスイングアームにがっちり接着しました。

 

カウルを白で塗装しました。
上下のカウルはこんな感じでつながります。
問題は塗りわけです。
・・・ あのMAXさんでもデカールが剥がれてしまいました。
今までチャレンジして必ずデカールをはがしていた私には再チャレンジする勇気が無くなってしまい、どうやって仕上げるか、現在考慮中です。
ホントどうしようかな?
カウルも分割されてるしなあ・・・

 

チャンバーを塗装してみました。
現在のチタンと違いこの時代のは鉄板ですので、「鉄」らしさが 出るように塗装しました。
シルバー⇒スモークブラウン⇒セミグロスブラック⇒クリアブルー ⇒クリアレッド⇒焼鉄色⇒つや消しブラック(墨入れ)⇒ダークコッパー(ドライブラシ) いかがでしょう?
使い込んだ「鉄チャンバー」の雰囲気が出せたのでは?

 

いきなり、リア廻りを組んでしまいました。
リアブレーキのディスク面はメタルカラーのステンレスで塗ってみました 自分的には結構イイカンジです。 尚、この後NS500の資料が手に入り「手を入れなくては・・」なんて気分にさせられましたが、完成を目指しはしょります。
ただ、フレーム上のクッションゴムの再現(コンマ2?のプラ板で)と タイラップをマスキングテープの細切りでしました。

 

スロットルケーブルの再現です。
3本出ているのでいつものようにくっつけました。
聞くところによると目茶重く、さらに部品も信じられないぐらい 高価だったそうです。
RS500と一緒だとしてもたしかスロットルケーブルとホルダーで5万以上したような???
(誰か知ってる人いたらご指摘ください)

 

F周りいきなり組んでしまいました。
チャンバーも・・・
再現されていないステアリングダンパーをジャンクパーツを使って 再現してます。
フロントフォークのインナーはメタルックで。
一部剥がれたのでやり直しです。
サイレンサーの上部にはホントは溶接あとがあるのですが、塗装した後 だったのでオミットです・・・
ここまでくるとナンカイイカンジなのですが、問題はカウルです。
結局、塗装&デカールにすることにしました。
デカール先張り作戦はまた今度チャレンジしようと思います。

 

やってもーった!!!
Fゼッケンを塗りわけ、黒のラインを塗装し、マスキングを 外してみると・・・
ショックで3日寝込みそうになりました。
バカですねえ・・・きちんと確認してマスキングしましょう。
泣く泣く修正します。・・・

 

リアカウルをとりあえず進めました。
ブルーはフィニッシャーズのピュアブルーとブルツブルーを混色して作りました。
資料写真を見ると光のあたり方で エライ色が変わって見えるので、まあ。こんな感じだろうって 塗りましたが、とりあえず自分のイメージどおりです。
(写真のとり方でも変わるので、実物はもうチョイ濃いです)

 

カウル修正しました。
まあ、よしとします。
ホントはチョッと塗りわけラインが間違ってるんですけどね 奥のタンクも塗りわけです。赤はフィニッシャーズのブライトレッドで塗りました。
デカールとほぼ一緒なので修正にも使います。

 

ステアリングダンパーのフレーム側です。
まだ、塗装前ですが、フレームに無理やり穴あけてビスで固定しました。 本物はもうチョイ下の部分にボスが溶接してあり、それにマウントされてます。
(気にしない気にしない、あるだけGOODで!!)

 
カウルストリップです。 この後に問題が起きるとは!?・・・  
リア周りです。・・・ このときは完成させた喜びであんなことが・・・  
フロント周りの俯瞰です。 処理していないところが目立ちますね・・・  
トラブル其の一発生!!
スクリーンをカウルを取り付けていない状態で 仮組した為(かなりの量を削り込みました、端っこは手が切れるくらいうすうすです) 実際、車体に組んだあとスクリーンをあわせると 若干広がるためか、寸足らずになってしまいました。
・・・ 修正する時間も根性も無いため、強力エポキシであっためながら強引に 接着しました。
・・・まあ、ヨシとしてます。
 
写真では完成して、カウルがすべて装着されていますが、トラブルその2です
・・・ やっぱり、アンダーカウルがつきませんでした。
プラモの神様の言葉を守ればよかったと思っても後悔さきにたたずです。
仕方が無いのでアンダーカウルの内側をモーレツに削りまくり、 なんとか装着できました。
・・・おかげでアンダーカウルの つなぎ目がうっすら見えるようになってしまいましたが、 目立たないトコなのでこのままヨシとします。