2002 YAMAHA YZR500
#56 Shinya NAKANO

さて、いつまでもマシンに酔っていても進みません。
minimokeigp参加車を何にしようか迷いに迷った末、ヤマハYZR500ゴロワーズ'02でGO!!!!!
理由...それはただ単純に青いマシン、デザインが綺麗だなと思ったからです。
タミヤキット、それにスタジオ27の'02用デカールを投入。


現在パーツは洗剤水に浸かっています。

'02で問題になってくるFフェンダー、シートカウルの塗り分け。
キットのデカールと27のを見比べると若干彩度が違う!


キットのは黄色が混じっているようで、27の方が蛍光イエローそのものってカンジ。
(画像じゃ分かりにくいですが) 取り説の塗り分け図は使えず...
(それより、アフターの事を考えると27は痛いよ)
悩んでても仕方ないので、テストしてみないと、と思いつつ今日はコレマデで終了。

何時も、こんな感じで寝ながらみてます。・・・・・・
おやすみなさい・zzzZZZ

 

こつこつ進めてます。
翌29日から本格的に製作開始です。
まず、必要な全パーツを切り出し、先に接着した方が良いモノは接着。



全パーツのパーティングラインやゲートあとを削ってしまいたいところですが、カウルに時間がかかるので先にこっちから進めます。
カールの接着は樹脂系接着剤(タミヤの)とアロンアルファーでやってます。
乾燥後、モールドに穴を開けて、400番のペーパーを当ててます。
それから1000番のペーパーで仕上げています。
’02のゴロワーズはネット上で調べたらフロントのカメラが付いてないらしく
(詳しくは分からないのですが)窓?(でいいのかな?)を埋めてしまいます。
裏からクリア−パーツをアロンアルファーでくっつけて表からはパテで埋め、形を整えます。
仕上げに表面にアロンアルファーを塗って削りパテのひけ防止としました。
(あとで気づきましたが全て瞬着剤でやればよかったかと) そして、サフをかけました。
窓のトコロは2,3回吹いて透けないようにしてます。


(濃いブルーですから透ける事も無いと思いますが念のためです。念のため。ムダかな?)
指定色のテレフォニカブルーを塗ります。
画像はブルーの様ですが、実際は紺?うぅ〜ん紫?って言うような色です。
MAXさんの作例のように薄いブルー重ねようかと思いましたがむらが怖いのでこのままクリアを重ねちゃいました。


もちろん、窓のところは透けてません。
デカール(Fフェンダーとシートカウルエンド)はMAXさんの意見どうりこの上から張ろうと思います。 この方法が1番ラクじゃないかな?
 


カウルの塗装の合間に以前のマルボロYZRでスタジオ27のパーツを使った時に不要となったキャリパーを今回の裏側に使おうと思います。
まずは荒く削ります。
ハの字の押しピンあとの中心と真ん中のピンが通っているトコロに0.6ミリの穴を開けます。
ハの字の穴には補強と位置合わせの意味も込めて0.5ミリのステンレス線、同様に真ん中にも0.5ミリの線を入れ、接着はアロンアルファーです。
断定はできませんが、キャリパ−の幅は8ミリ以下ならホイールと干渉しません。
結構合わせ目は削り込みま
した。(参考になれば)
11/17(日)
前のUPから早いもので1ヶ月が過ぎました。
この間、急激に冷え込んで風邪をひいたり予期せぬ来客等でYZRの製作あまり進んでいません。
問題のテールエンド&Fフェンダーです。
上の画像はカルトのデカールを張りクリヤを吹いて砥いで段差を無くしまたクリヤ(厚めに)を吹いた状態です。
この部分のデカール張るのは大変でしたが、デカール張りが下手な私でもカルト&マークソフターのおかげで綺麗に張れました。
しかしデカールのイエローでは薄いし重なったトコロが目立つので蛍光イエローを重ねていきます。
そこで初めての「デカールonクリヤ」の上にマスキングです。
デカールのギザギザのみマスキングということだし、MAXさんの持論からクリヤも厚めにしましたがヤッパリ不安は不安。
マスクテープは粘着力を弱めるため数回手に張って弱めてみました。
が、実際1度やってみると全然平気みたいで、ぼかしやり直し3〜5回目は普段の粘着力のままでもいけました。
ぼかしですが、5回目にしてコレ(下)です。
 

ヤッパリ難しいです。あんまりダメだししないでくださいね、MAXさん。(◎)
そしていきなり飛んでしまってますが、デカールを張ってクリヤを吹いたところです。

 

先にテールエンド&Fフェンダーのデカールを張っていたため、
「オレってデカール張るの上手くなったんじゃない?」と自信過剰に陥ってしまってました。
カルトの罠でしょうか...(笑) カルトとタミヤのデカールを併用する時いつもこんな感じで薄いデカール破いてます。
で、シートカウルの左側(穴があいてる方)から張っていったのですが、案の定っていうか軽く綿棒で押さえただけでビスの通 る穴付近の凸部のところで余分な透明部分(私は切り取らないのです)が「ピリッ」っと破けてしまいました。
これで過剰な自信が何処かへ去っていったのでしょうか(笑)?
シートカウルはそこと穴のトコロをちょっと破るだけに収まりました。
その後のブルーのぼけデカールはマークソフターをふんだん(これでもかってくらい使いました。注.でも使いすぎには注意してください) に使ってそれでも浮いてしまうトコロは切込みを入れることで(1ヶ所くらい)今までに無いくらい綺麗に張れ、タッチアップも減少です。
デカールを張り終わったあと、MAXさんに教わった「フチにも文字と同じ色を」試しました。いい感じです。 クリヤですがナストロアズーロは縮ませてしまったし、マークソフターもたくさん使ったし、何よりMAXさんが失敗したとの事で特に慎重にかけました。
1度目は塗料が乗るか乗らないか位で止め、2〜10回は薄めのでそれもパラパラと、普通 の濃さのクリヤも薄く乾燥時間をたくさんとって回数を多くしました。
あと、クリヤはタミヤスプレーから中身を取り出したものにクレオスシンナーです。
テレホォニカブルーも同様です。
クリヤ乾燥中に面倒なチャンバーを済ませておきます。 以前のYZRで溶接跡を伸ばしランナーで失敗しているので、どうしようか悩みましたが伸ばしランナーに挑戦です。

 
ですが、出来るだけ溶接跡を削らないようにして最小限にとどめてます。
流し込みタイプの接着剤に伸ばしたランナーを5秒くらい(太さによります)漬けて溶かして張ります。
不十分な個所が出てくるのでそこは筆でちょんちょんと。
断然以前よりは良く出来ました。
BBSで上がったアルクラッド2私も試しに買っちゃいました(高いですね)どんな仕上がりか楽しみです。
 

11/18〜12/25

各パーツの塗装です。
チャンバーをアルクラッド2で吹いてみました。
この塗料、実に吹きやすくキラキラ感も抜群です。
その後、溶接跡等をマスキング。NSRと比べるとめんどくさいですが手は抜けません。

 

クリヤレッド、スモーク、クリヤオレンジ、クリヤブルー、クリヤイエローを調色、それっぽく吹いていきます。
う〜んどうでしょう???

 

Rフェンダー等のカーボン表現はメッシュで吹くアレです。
今回で分かったのですが、メッシュ越しに吹く塗料はエア圧を下げると上手に出来ました。


上手く貼れるか心配だったホイールのイエローライン。
デカールの位置を合わせたら「マークソフター」を適度に塗り、乾いたら綿棒で圧着。
これの繰り返しで意外にも綺麗に貼れました。
その後デカール保護の為にクリヤを吹きましたがこれが何とも...
デカールが浮いてしまいました。
こんな時は最終手段として「半乾き中に圧着」です。
綿棒ではダメなのでデザインナイフのミネ等でそっと中の空気を出すように押していきます。
注意としてナイフにくっ付いてくるような時はまだ早いです(って皆さんやらないかな?)
その後乾燥したらクリヤーを吹いていきます。
不安の残る感じなのでタイヤをはめる時が怖かったのですが無事に出来ました。
よれもせずなかなか綺麗に出来て満足です。
画像悪くてすみません。別の画像で確認ください。


ハンドルはスイッチ類も塗り分けしました。赤いスイッチはマスキングテープとゾルで簡単に出来ますが、青い方は難しいです。
アクセルワイヤーアジャスターも追加。私の中ではスタンダードになりつつあります。


Fブレーキディスクです。
細かくマスキング後エアブラシで塗装。
外周のガンメタ部のみ筆塗りです。
塗り方ですが中心の穴に竹串を刺しそれを軸に回転させます。
そこに筆を置けばOK。回転させているうちに筆を外側へずらしながら外せば綺麗に仕上がります。


フレームはいたって素組み。リヤのマスターをステンレス線とさかつうのフランジを使ったくらいです。
Fフォークのインナーはメタルックではなくさかつうのベアメタルを使用。
失敗なのがキャリパ―に使った「メタルカラー」。
拭くとキラキラ度が増すというあれです。
ずっと引き出しの奥に眠っていたので使ってみようかなと思ったのがそもそもの始まり。
綺麗に塗り分けられてマスキングを外してる最中にも粉がいたるところにくっ付いてしまって扱いにくいの一言。
しかも!エナメルシンナーにも変色するじゃありませんか!!!
ブレンボへの墨入れが貧弱に。
どうにも出来そうにないのでこれで終了しました。


一通り全パーツの塗装が終了です。
塗装はあらかたエアブラシで済ませますが細部は筆です。
ここまでくると、後は楽しみの組み立てです。今までの労が報われる時とでも言いもしょうか。


今回のカールの研ぎ出しはまず1200でデカールの段差を研ぎ水洗い後クリヤーを吹き乾燥後2000で研ぎました。
その後タミヤコンパウントという流れなのですが、今までは1200→1500→2000→コンパウントという流れで傷が残ってしまっていたのですが今回のやり方は驚くほどにテロテロになりました。
カドが出てしまいましたが組めば見えなくなるトコロなのでタッチアップで済ませています。

あらかた組んだものですが、フロントマスターとカップの透明チューブは炎であぶり柔らかくなったところを想定するRをつけて冷ませばOK。
エンジンのエキゾースト部は丸ヤスリで穴を整えます。接着剤がはみ出ていてチャンバーが入らないなんて事がないようにしてます。
プラグ等の小物のレッドは若干イエローを混ぜて明るめにしてみました。周りがブラックで暗くなりがちなので。

 
 

製作後記

いつもの事ながら失敗も多々ありましたがようやく完成にたどり着きました。
如何だったでしょうか、私の作り方。
ほぼ基本どうりであり、荒業チックな部分もチラホラと。
しかしネットで「人に見られる」という緊張感は確実に私のスキルアップに多大に影響していると思います。