1996 YZR250

#31原田哲也


 

原型とりあえず終わりにしましたので、新たに購入したTZMとパーツの複製が終わり次第そのパーツを使って製作したいと思います。
この96YZR250あまり資料も無く写真の無い所(ラジエターやリヤダンパー周りなど)はかなりテキトウです。私の記憶も第3戦の4周目のダンロップコーナ以降記憶がほとんどありません。
今見てもかなり独特な形状をしていますので好き嫌いのはっきり分かれる車体だと思いますが私はこの独特な形状がけっこう気に入ってましたので製作いたしました。
車体の人気の無さや96年から7年経っていること、資料不足や原型の力量不足(これが一番問題)などから考えて10人くらい買っていただける人がれば十分です。
キットが販売されて、みなさまが間違って粗悪キット?を買われる事の無いよう完成見本を作っていきますでよろしくお願いします。

 

原型の方を複製に回し、複製パーツが出来るまで待てませんので先に複製しないTZMのパーツから作って行きます。
TZMのフレームからステップとメータステーを切り取りスイングアーム共メッキをはがしますが、このころのメッキには表面 にクリアーをかけてありますので先にシンナーでクリアを溶かした後キッチンハイターでメッキを溶かします。
最初はクリアでコートしてあるとは知らなかったのでなんでメッキが溶けないのかわかりませんでした。

 

TZMの点火コイル?を右のように分割して一方のプラグコード取り付け向きを変えます。

 

スイングアームにリヤフェンダーを取り付けないので取り付け穴をパテで埋め内側もパテ埋めしてプラバンでチェーンガート等を作り取り付けます。
チャンバーは若干形状を変えて溶接跡をトキパテで作りサイレンサー取り付けボルトも使い付けておきます。

 

原型型取り途中。ブロックで外枠を作り粘土で片側を埋めたところです。
この後湯口、ダボを作りシリコンを流し固まったら、粘土をはがし接合面にサフを塗りもう一方もシリコンを流し型ができます。
14個のパーツすべての型取りが終わるまでしばらくかかりそうです。

 

2週間ぶりの更新です、その間は型取りや色塗りを少しずつ進めてました。
チャンバーは銀スプレーで塗装後アクリルカラーのクリア(レッド、ブルー、オレンジ)を筆を使い汚れを入れスプリングを取り付けます。
エンジンはTZMと同様に塗りますが、YPVS?とキャブレターはクリーナボックスで隠れてしまうので取り付けません。
ホイール及びスイングアームも缶スプレーのセミグロスブラックで塗装。(手抜きです)

 

苦手のバキュームフォームを行います。
エンピ板を割ばしではさみ、コンロであぶって柔らかくなったらスクリーン型に吸い付けます。
しかしほこりが着き、浮き出たりしわが寄ったりとなかなかうまくいきません。(こんなやり方でよいのかな?)
歩留まりが悪くコツをつかむまでまだまだかかりそうです。

 

YZRのパーツ複製作業が終わらないので、先にTZMのパーツ塗装を全て終わらせます。
写真を見ながら色塗りですけどほとんど半ツヤ黒ですので、スプレーでまとめて塗ります。
写真はライスポ171のp143を1/12に縮小した物でタンクやシートカウルのトレースに使った物です。

 

ようやくタンク、シートカウル、アッパーカウルが複製されてきました。
最初の1個は楽しいですね、自分の原型の複製など初めてなので1/12写真の上に乗っけて遊んでます。

 
パーツ全体を市販の離型剤落としで洗浄したあとアッパーカウルを加工します。 エッジングノコでカウル分割スジを深くして(最終的に分割しちゃってます) 空気取り入れ口をドリルで開口します。
またカウルステー取り付け部の形が左側に比べ右側が多少小さいのでパテを盛って修正します。
(原型段階で気付きませんでした....ダメダメです。)

 

アッパーカウルを左右接着してタンクやシートカウルと共に気泡やひけなどパテ埋めします。 またカウルのエッジをマジックで書き均一の太さになるように削りこみ、スクリーンがはまるようにリュータで削ります。

 

インナーカウルは熱湯に付けてアッパーカウルにクリーナボックスはめ込み形を修正、クリーナボックスはエンジンと干渉しますので、ある程度仮組をしながら削り込み真鍮線を入れてエンジンに取り付けます。ラジエターも仮組しながら取り付けステーにドリルで穴をあけ、画面 中央のようなラジエター固定ステーをプラバンで自作します。

 

メインフレームにエンジン、スイングアームを取り付けラジエターをネジで固定。
ラジエター固定ステーも取り付け点火コイル取り付けます。

 

フロントフォークやラジエターキャプ、インナイーカウルを取り付けますがステアリングステムやトップブリッジのネジ取り付けの厚みを薄くする為出っ張りを削り取り固定します。
シートカウルもネジどめします。

 

写真を見ながらパイピング、ラジエターホースを通 す為フレームに穴を開けホースを通し上シリンダーに接続、下シリンダーにもホースに、針金を入れて固定、点火コイル、ラジエターステーも写 真の様に取り付けてます。
これでカウルレス状態の仮組が出来あがりー!
良い感じですがカウルが付くか心配。

アッパーカウル取り付けました。
....TRXみたい。

 

アンダーカウル取り付けますがシフトペダルが当り上手く付かないので、シフトペダル取り付け部を削り薄くしてなんとか収まりました。
結局仮り組で10日かかりましたがなんとか形になりました。

 

フレーム、ラジエターなどカウル以外の物に色を塗りチユーブ ビニール取り付け部を自作し 再度組み上げました。

 

ワンフェスに未完成のまま持ち込みアツシバシ様の所に置いてもらいました。
やはり並べるとカッコ悪い。

 
ハーネス製作です。
0.45プラグコードにMIE様の所で買ったカプラコネクタを使ってます。 MIE様のような達人からの便利な物はとても役にたちますね。
あとは豆電球などのリード線の被服を剥いて中の線に色を塗ってそれらしくしています。

 
カウルの色塗りです ピュアホワイトで全体を塗り、赤は私の感じでは蛍光レッドよりは赤が強いイメージがありますので フィニシャースのマルボロレッドを使ってみました、この色は最初MP4レッドを塗りその上から蛍光ピンクを重ね塗りします。
このキット販売されるとしたらここのブランドで出して頂く予定で、はやくてもGW明けだと思います。
キットに添付するデカールは、蛍光レットでありマルボロレッドとは色が少し違う感じなので アッパーカウルのマルボロマークもMP4レッドで塗装しときます。

 

カウルレス状態です。
このカウルレス状態をある程度再現したかったので苦労しました。

 

組み上げます。
結局印刷会社にたのんでいるデカールは間に合わず、デカールを貼らないテストカー状態です。

 

とりあえずデカール このままではリタイヤ状態なので 31以外はあれのデカール(同じ96のあれですよ)を使い完成状態を再現させます。 完成したらこんな感じになりますが、デカールの大きさ少し違うようでマルボロロゴなど少し大きい様です。 撮影後、正規のデカールを貼り直したいのでデカールは濡れたままで位置決めも適当です。


キットにはちゃんとしたのシルクスクリーン印刷のデカールが付く予定です。