Entry No.14 かたぴ〜
'85 Honda NS500 / Rothmans HONDA / Takazumi Katayama
 
 

長年、日の目を見ずに在庫になっていたNS500を引っ張り出しました。
私が高校生の頃、憧れだった"白ロスマンズ"の片山車を作ろうと思います。
と 言っても、片山車はニコ・バッカフレーム (な、懐かしいぞ!) で、それを再現するほどのスキルもないので、カラーリング換えのなんちゃって仕様ということで進め る事とします。

     
  制作が止まる原因になりそうなので、なるべく、資料は見ない様にと思っていましたが、それでも、「最低限のディティールアップくらいは…。」とダークサイドの声と戦っていたら、フロントフォークを削ってしまいました。リアーのアームの穴も埋めてしまった。やばっ。
   
  なんちゃって仕様とはいい、円筒形マフラーも気になったので、プラ棒とプラパイプでインナーを作り、カバー(?)を4mmアルミパイプにて作りました。「こうなりゃ、ままよ!」とアルミパイプと真鍮メッシュでキャブのファンネルカバーも作っちゃいました。
   
 

昔からタミヤのNS500最大の弱点であると言われているタンクですが、角を丸める程度で我慢としました。というのも、片山車の特徴としてタンクパッドがあるからで、これは当時、片山氏が毎戦、自分で作っていたらしいです。では、作らなきゃということで、エポパテを適当にピラミッド状にして、削った後、両面 にて仮固定。まぁまぁかな?

 
写真はタンクのみですが、苦手のカウル、タンクのマスキングです。 白はツナギの色よりワントーンくすんで見えるので、クレオスの69番 グランプリホワイトで、青はモデラーズ、C-24のブルーを使用します。
マフラーにヤキを入れます。私は個人的にエアブラシの焼入れ塗装が嫌いなので、資料を見ながらフリーハンドでチャッチャっとやってしまいます。
フロントフォークには厚ぼったくなるのですが、メタルックをはり、トーンを落とす為、コンパウンドで磨きました。
前後のタイヤ周りです。スプロケに穴を開け、ハンドパワーで弛みを出そうと思ったら、チェーンのパーツが3つに割れてしまい、数日、自己逃避しました。

エンジン周りがほぼ完成しました。クラッチは例により手書きです。ボルト類をいにしえのハンブロールで付けて行きます。 後は、少し汚して完成。やっとフレームが組めます。

ピントが合わない! やっぱマクロレンズを買わなきゃ駄目?

今回は簡単なものでしたが、不得意なマスキング。 何箇所か色が滲んでしまい、やっとデカール貼りに入れそうです。
塗装が乾く間にフレームにエンジンを載せ、ある程度組みあがったので、フロントフォーク、リアーアームを取り付けてみました。
 
デカール貼りに入る前に一度、形にしてみました。 これで、ライン等の場所決めをします。 悲しいアクシデント! 塗装済みのカウルのステーが一本折れてしまいました。 まいっか〜。カウル固定だし。
 
デカール貼りを終え、クリアーがけの後、クレオスのMr.ドライブースにて強制乾燥をします。
今回はモデラーズのスーパークリアーなので、いくら冬場とは言え、そのままでは磨きに入るまでに日数が掛かってしまいます。
乾燥中にフレーム周りの組立を進めます。古いキットのせいか、インストも分りづらいので何かとストレスが溜まります。
大体、形になってきたので、まだ生乾きのタンクとフェンダーを載せてみました。
後ろ向きです。'80年代風のレトロな作風ですね。 完走必須、ストレスフリーのつもりで、缶スプレーと筆塗りにこだわったのが敗因だったのか、スレディーさん、puuさんがフィニッシュする中、まだクリアーが乾きません。これから仕上げ!
次でフィニッシュ予定です。
 
カウルの取り付けですが、仮組みの時はうまくいったのですが、なかなかハマりません。 気が付くとカウルの底が割れてしまいました。 もし、リベンジする機会があったら、次回はアンダーの切り離しは必須であるという事が今回で身に滲みました。
メーターに本当はエナメルクリアーの重ね塗りをしたかったのですが、時間が無いので、薄手の透明シールを貼ってみました。 


なんとか完成です。多少の悔いは残るものの、完成すると嬉しいものですね。
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