No.31 / ハル
'85/'86　KAWASAKI　GPZ750R Ninja(鈴鹿8時間耐久レース 岡/日下組)
年齢37才。模型歴25年ぐらい。

83年の上限750ccとなったTT-F1レギュレーションの変更により、当時の耐久チャンピ オンだったカワサキワークスは参戦を休止してしまいました。 そこで85年は社内チームのチーム38が、86年はプライベートチームの月木レーシング がノーマルカウルにアップハンドルという出立ちのGPZ750Rニンジャを走らせました。 当時の8耐でもレーシングカウルとセパレートハンドルが主流の中で、この異彩 を放っ た岡/日下組のニンジャは2年連続で完走し、真夏の鈴鹿を駆け抜けていきました。

いよいよMGPも3回目になりました。
前々回のMGPでやろうと思ったお題なんですが、新ためて今回のMGPで完成させたいと 思います。
キットはアオシマのニンジャですが、今回は月木ニンジャが入手できなかったので、ノーマル仕様のキットと前回の月木キットを使っていきたいと思います。
チーム38と月木レーシングはほぼ同一車両の様です。
資料は前々から集めていましたが、その写真のほとんどが90年代のニンジャブーム時 にレストアされた車体の様です。細部やスポンサーマークがオリジナルと違います。当時のオリジナル車体の資料はあまり発掘できませんでした。85年のチーム38ともなるとほとんど無二です…
どなたかお持ちではないでしょうか? いずれ(簡単な方に(^^;)決めたいと思います。
が〜どな〜さんから貴重な資料を頂いたので、だんだん仕様が分かってきました。 よく写真で見るレストア車両の謎も解けてきました。 レストア車は85年の39号車→86年の92号車で、レストアの際に完走した91号車にした 模様です。もともと月木の91号車はチーム38時代の38号車ですからオリジナル車体は 現存してないのかも知れません。チーム38は2本出しなので86年の月木レーシング の91号車で作ろうかと思います。が〜どな〜さんありがとう。 写真は前回の仮組みです(^^; アオシマのニンジャはモールドやエッジが甘いです。 初期のタミヤキットみたいですが、なかなか良く出来てるキットだと思います。 でも、どこかオモチャぽいですね(笑)
耐久レーサーなんでライト点灯させちゃおうかな〜 なんて。 電子関係はよく分からないので秋葉原のラジオセンターで適当に見繕ってもらいまし た。
今、流行りの高輝度LED(らしい)です。昔はムギ球でしたね(笑) マグライトにも使われているらしいので凄く明るいです。まさにキセノンバルブ並で す。古い車より現行のプロジェクターライトにピッタリかな? バッテリーはボタン電池2個で6V。でもこれ1本で3.6Vも消費するんです。
テールランプはKR1000から拝借。 赤LEDの頭を平にして組み込みます。 2個で3.8Vですから許容オーバーです。抵抗が必要です。

まずはカウルから。 FカウルはSTDなのでミラーやウインカーの受けをプラバン作ります。

オフセットされたライトの為にカウルをくり抜きます。 青島ニンジャはエッジが緩いです。 カウルのエッジはGPZニンジャの特徴ですから、当て木をしてしつこいぐらいエッジ を出します。スクリーンの受けもプラバンで延長しておきます。
カウルの折り返しも再現されていないのでパテを盛って作ります。 オフセットライトの為にカウルが大きく歪んでしまいましたので裏から補強します。
ヘッドライトもKR1000から拝借。延長分をプラパイプで。 3φのLEDを埋め込むので3ミリの穴をあけておきます。
塗装後にセットする様に擦り合わせて工作します。
タンク内にバッテリを仕込むので、ボタン電池2個分の逃げを作ります。 タンクが蓋となるんでその受けも作っておきましょう。

耐久レーサーですからビッグタンクです。 パテで容量を増やします。レーサーはアルミプレスだと思いますんで逆にエッジを落 とします。溶接後もパテで再現します。

　
サイドカバーとの繋がり部が足りないのでプラバンで延長しておきます。
そのまま組むとシートとシートカウルの隙間が目立ちますのでプラバンでシートの受 けを作っておきましょう。 サイドカバーとタンクとの繋がりも目立つのでプラバンで延長しておきます。 テールカウルもエッジが足りないのでパテを盛ってエッジを出しておきます。
タンクとの繋がりは現物合わせで工作します。 シートカウルのウインカー受けもプラバンで。

カウルの折り返しを現物合わせで調節します。 フロントカウルの角度は慎重に…

　
スクリーンもショートスクリーンにするために削り込みます。
フェンダー後部の凸モールドはリューターで削り込んで凹モールドに。 ふちは薄々攻撃をしておきましょう。
で、仮組み。 カウルは大体出来たかな?
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