No.50 / ノッポさん(ビギナークラス)
'02 YAMAHA YZR500(Antena 3 Yamaha d'Antin / N.ABE)


ふだん皆様の素晴らしい作品を拝見させていただき、 いつか自分もエントリーさせていただきたいと思い、 無謀にもmodeler gp 2004 ビギナークラスに エントリーさせていただきました。
どこまでできるかわかりませんが、自分なりに悔いのないよう、 がんばっていこうと思います。 エントリーは、2サイクル最終モデルとなりました、YAMAHA YZR500 02' NORICK 号です!
まずはスターティング・グリッドにつかなければと思い、 仕事帰りに、キットと参考資料の定番!? ピットウォーク・フォトコレクション Moto GP & GP500レーサーズを購入してまいりました。
どこまでディティールアップできるかわかりませんが、完走めざして 頑張ります。
取り急ぎ、ディテールアップに使用する、パーツを調達いたしました。 今回は、ST27 YZR500 '01グレードアップパーツセット、モデラーズのラジエターホース、オイルチューブ、プラグコードを購入し、他にST27のカーボンデカール、クロームデカールと、アク・ステオン社のチェーンセットをオーダーしているところです。他にもちょくちょく探して、使っていってみたいと思います。

今回は、カウルの内側をカーボンデカールを貼る予定なので、マスキングテープで、各カウルの型取りをしてみました。 こんなんで、はたして上手く貼れるのでしょうか?

そんなこんなで雨が続き、週末には台風直撃にあい、 自宅が浸水してしまい(まさに雨男!)
製作スケジュールが大幅に遅れ、なかなか塗装に入れないので、とりあえず、1500番のペーパーで、下地処理をおこない、フレーム内側を、同じくマスキングテープで型取りをし、0.3mmのプラバンに写 し、カットした物と、ポリパテでフレームへ裏打ちし、 同じくポリパテで、溶接跡を再現してみました。
ホイールのパーティングラインを、リューターでざっと削り、 細かいところを、ペーパーで整えました。
ラムエアダクトの加工を施します。 キットのダクト先端はまっすぐカットされて いるので、斜めに切り取り、中央にエッチングノコで、切り込みを入れ、0.3 mm のプラバン で、仕切りを作成いたしました。
余分な部分をカットし、パテでパーティングラインを埋めて、整形をいたしまし た。
クラッチの形状も、キットでは若干形状が違うので、パテで埋めた後、ピンバイスで、0.3mm と、0.5mm の穴を追加する所に、マスキングテープを貼って、位置決めをしてます。
加工後、サフェーサを吹いて、形状を確認し、細かいところを修正します。
加工後、色を入れてみたところ、こんな感じに仕上がりました。ん〜もうちょっと ですかね〜。
サイレンサーバンド部にエッチングパーツを貼るため、切り出し用に、オリジナル のデカールのコピーを取り、もったいないのですが、切り取るのに厚さが丁度良い? RC211V 用エッチングパー ツを使用し、バンド部分を切り出します。
切り出した物を上手く丸めるように、丸い割箸の先端に巻きつけ、貼り付けやす く、丸めていきます。
切り出したパーツと、ST27さんの、グレードアップパーツのエッチングパーツを、 エポキシ接着剤で、取り付けしてました。これにカーボンデカールを貼っていきたいと思います。
リヤフェンダーに、ST27さんのカーボンデカールを、1枚張りで貼ってみました。初めての試みですが、マークソフターと、電子レンジで蒸したタオルを使用して、シワを伸ばして、なんとか貼れました…。
各パーツの合わせ目を消すのですが、今まではパテ埋めをして、 おこなっていたのですが、時間がかかるため、今回は瞬間接着剤を 使用して、おこないたいと思います。 今回用意した物は、クレオスのハケ塗りタイプ瞬間接着剤と、 WAVEの硬化促進剤です。 ハケ塗りタイプは初めて使うのですが、 今までの物は、使い切る前に、ノズルが固まってしまい、使い切る事が できなかったので、非常に便利です。 これを各パーツを接着した後、 合わせ目に塗り、硬化促進剤を吹き付けると、瞬間で固まりました。 スゴイ!! この後、ヤスリでガンガン削っていき、徐々にペーパーで、 細かく仕上げていきます。
塗装ブースを購入しました! 換気もさることながら、今まで外で吹きつけをおこ なって いたので、近所迷惑と、塗装効率を考え導入いたしました。自作も考えましたが、 いかんせん部屋が狭いので、どこでも設置できるので便利です。 これで徹夜で作業ができる!?
ラジエターホースですが、塗装以外で、何か利用して、表現できないかと模索したと ころ、 ハーネス用の収縮チューブがあったので、こちらを使用してみようと思います。 最初はホース部分のプラをカットして、チューブを通そうと思ったのですが、何とか通 りそうだった ので、そのまま通し、ドライヤーで暖めてみましたが、まったく縮む気配がないの で、 取扱書を読んだところ、90℃から収縮開始と書いてありました。 どうりで…。 ライターでプラを溶かさないよう、注意しながらあぶってみたところ、どうです!? なかなか良い感じ?に仕上がりました!! 他のホース部分も同様に進めていきま す。
やっちゃいました! 買っちゃいました! エアブラシ&コンプレッサー!  高い買い物なのと、使えるかわからないので、悩んでいたのですが、こんな機会がな ければ、 なかなか導入に踏切れないと思い、買っちゃいました! どれを購入しようか、だいぶ悩んだのですが、圧力と価格を考慮し、WAVE製の2 17コンプレッサーを 購入しました。 こちらは、低価格なわりには、圧力が高めなのと、圧力計付きレ ギュレータがセットなので、 初心者の私には、もってこいです! エアブラシですが、タミヤ製のトリガータイプ を購入しました。 慣れだと思うのですが、ボタン式ですと、どうも上手く押せないので、トリガー式に してみました。 こちらを、クリアー用と、その他用と二本購入して、今後の塗装をおこなっていきた いと思います。 はたして上手くいくか??? 
いよいよカウルの塗装に入ります。 100円ショップで購入したケースに、 穴をあけ、乾燥中の台を作り、準備してまいります。 下地はすでに、タミヤのファインサフェーサーホワイトを吹きつけ、 2000番で、下地を慣らしております。
エアブラシを購入しましたので、カウルはスプレー塗装ではなく、 エアブラシ塗装にておこないます。カウル色は、クレオスのイタリアンレッドと、蛍光レッドを1:1で調合し、 エアブラシ用、レベリングうすめ液を使用し、1:1.5で希釈して作くったもの を、 不要なパーツに、練習と色合わせを兼ねて、吹き付けてみました。
いよいよ本番です! 緊張しますね〜。
各パーツのエッジ部分から徐々に吹き付け ていき、 ムラがでないよう、うすく重ねていきました。
オ〜 すごい!エアブラシってスゴイ! 感動です! 今まではスプレー塗装でした ので、 エッジ部分の塗料が垂れたりしていたので、これはイイですね。 どんな色も吹きつ けられるし、 エアブラシにハマリそうです! すみません。 なにぶん初心者なもので…。 我が家には、ホコリとなる物が多く、いたずら好きのネコがいますので、乾燥中は、 まるごとスッポリと入る、箱をかぶせて、乾燥させます。


乾燥したカウルにデカールを貼る前に、クリアーを吹き付けます。
これまたさまざ まな模型資料に 書いてあったのですが、蛍光塗料は、白いデカールにニジムそうなので、ニジミ防止 に、いったん クリアーを吹き付けます。
ん〜奥が深いな〜と感じる、今日このごろです。 クリアーは、みなさまの作例でも多く使用されております、クレオスのスーパークリ アーUを使用します。 塗料の種類によって、下塗りと上塗りとの愛称があったりと、今まで知らなかった事 だらけです。 それでみなさまは重ね塗りに適している、ラッカー系を使っているんだな〜と、また また勉強になりました。 クリアーを同じくレベリングうすめ液で、1:1.5で希釈し、クリアー用のエアブ ラシを使用し、吹きつけます。 贅沢かもしれませんが、エアブラシの掃除が大変なのと、クリアーに万が一前の塗装 が混じったりしたら、 ショックなので、使いわけました。
一週間程、クリアーを乾燥させ、いよいよデカール貼りです。
一週間という期間 は、研ぎ出しでなければ、もうちょっと早くてもいいのかもしれませんが、なにぶん始めてなので、念には念を いれてました。 ところどころマークソフターを使用し、貼り付けできました。
デカール乾燥にも時間をかけたいと思います。 下地色がニジム箇所があったら、一応二枚貼りできるよう、スペアデカールを用意しておきました。
ブレーキディスクと、ホイールセンサープレートは、ST27 YZR500 用、エッチング パーツを使用して、 取り付けてみました。 やはりエッチングパーツは、見ばえが全然違いますね。
タイヤトレッドにある、スリップサイン?を、0.5mmピンバイスを使用して、再現してみました。 あまり目立ちませんが、自己満足ということで・・・。
ホースバンドの再現には、ST27 クロームデカールを使用してみました。 それぞれ の幅になって いるので、これは便利です!!
先ほど組み付けたリヤホイールを、スイングアームに組んでみました。スポンサーデカールは、右側がチャンバーに隠れないよう、位 置決めが必要なので、 一度キットのデカールをそのまま1枚貼りをし、少し乾いたころに、余白部分をカットし てみました。
ST27 YZR500 グレードアップパーツより、オルタネータを使用して、 取り付けました

ハンドルグリップワイヤーの再現に、アート用ワイヤー0.1mm を使用してみました。 10m もあるので、これ一つで一生分です!(笑)
ST27 YZR500 グレードアップパーツより、リヤ同様フロントにも、ホイールセンサー プレートを 取り付けてみました。

やっとフレームに足回りを組み付け、バイクらしくなってきました。クロームデ カールで再現した、ホースバンドも良い感じです。

フロントスプロケットは、定番中の定番工作の、穴あけを施してみました。 簡単な作業ではありますが、できる事をこつこつと、ビギナーの私はやっていきたい と思います。

リヤフェンダーに取り付けられている、ラップタイマー受光器を、プラ棒で削りだ し、ハーネスは、 モデラーズの、プラグコード0.58mm を使用して、再現してみました。
マスキングテープで、型取りしたものを使用し、ST27 カーボンデカールを切り出 し、各カウル内側に、 貼っていきました。 フロントフェンダーは、一枚で貼れませんでした・・・。 (涙)  はみ出ている箇所は、適度に定着した後に、切り取ります。
シートパッドを表現するのに、クレオスのスーパーつや消しブラックで、 表現してみました。 光沢といい、ざらつきといい、なかなかでした。
各カウルを装着してみました。 ハンドルグリップに装着した、ワイヤーも なかなか良い感じに仕上がりました。
チャンバーの塗装には、最後までなっとくができず、何度か塗り直しました。 最後にスモークグレーで、コーティングいたしました。
カーボンローターの、パッドの擦れる部分と、そうでない部分との色がなかなか 決まらず、最後までなっとくできる色ができませんでした。 今後も修行に励みま す。

ついに完成です!! 初めての参加で、なかなかスケジュール通 り進行しませんでしたが、なんとか完走できました。これをきっかけに、今後も色々なバイク模型作りに 励んでいきます。在庫はいっぱいありますので・・・。(笑)念願のエアブラシも購入しましたので、自分の物にできるよう、修行してまいりま す。 この度は参加させていただき、本当にありがとうございました。  MAX さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。 また、今後とも宜しくお願い申し上げます。
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