No.7 / かたぴ〜
'77 SUZUKI RGB500 (Team HERON / B.SHEENE)
39歳。模型歴約30年(ブランクあり)。

今回もこの機会を利用して、過去のリベンジをしたいと考えました。今回は旧マッチボックスのRGA500が独レベルより再販されたので、それを利用しての"懐かしモデリング"第2弾とします。 独レベルスタンダードのボックスですが、前回のマッチのボックスアートが凄く良かったので、少し寂しいですね。
実はこのキット、フィギュア付きです。最近の模型は肖像権がらみで以前の様にフィギュア等が付けづらくなってきました。 きっと今回の再販キットには付いていないだろうと思っていたので、期待していなかったのですが、付いてました。 デカールもシルクスクリーンの良質な物で、プラの質も以前よりも柔らかめ、光りすぎで手にくっつくメッキパーツもメッキ無しです。デカールを黄ばませ、プラを侵すタイヤも材質が変更になっています。さて、このタイヤはどうなのだろう? これで20数年前とほぼ価格が一緒ですから、お買い得(?)かもしれません。
なんと、4分割されたタンクのパーツ。省略されがちの底面 パーツが嬉しいですが、接着面が曖昧なので、歪まず組立てれるか心配です。 タンクの裏にあった"マッチボックス・レズニー"の刻印が"レベルGmbH"に改まっていたのを見つけて少し寂しくなりました。
ここのところ魔が差しやすいようで、ペーパークラフトやラリーカーなんぞに手を 出して制作がストップしていました…。 反省して作業再開です。出来るだけ一体化可能なパーツを接着し、地味なパーティン グライン消しをします。 カウルをメインフレームに合わせてみると…。何かが違います。 「改造しちゃアカン!」世代の私としてはディティールアップまでが信条です。 何とかプラの厚み内で印象を変えられないか思案しましたが、気が付くとカウルにパ テを裏打ちしてしまいました。
前回のNSでの失敗もあり、アンダーを分離。エポパテを裏打ちします。 これでヤスリがけ大好き(嘘です)な私の脳がエンドルフィンで満たされます…これで 心おきなく削れます!
私は資料を見てしまうと手が止まってしまうタイプなので、今回も資料をなるべく 見ない様に、資料の少なそうなマシンを選択したのが少しだけあだになりました。 (このキットはMA誌'81年10月号くらいしか記事になっていません)手持ちの古い バイク雑誌もイマイチ。 ネット上を探して数枚の写真を手に入れましたが、前年のマシンにカラーリングを変 えたものばかりでアテになりません。 わずかにナックルガードが膨らんでいるのと、アンダーカウルの形状が気になったの で、"そこだけ"直す事とします。 パテを入れておいて正解だったのか、簡単にプラを貫通 してしまいました。

案の定、タンクの接着は上手くいきませんでした。こいつの裏にもパテを…面 取り をしてタンクらしいラインに直さなければいけません。 タミヤのRGBのタンクを参考に丸め、更にコイツは左右非対称なので、ややオーバー な感じにしました。

げっ、4時過ぎちまった…。
睡眠時間が…。

カウルはこんな感じで止めとかないと、いつまでも"盛った削った"のスパイラルに突入しそうなのでここまでとします。 なるべく臓物に影響しない様にカウルの外側で印象を変えました。 きっと実車とは違う形になっているだろうけど、あくまでも私のイメージです。 なんか、デカールだけ流用してタミヤから行った方が近道だった様な気がします… とりあえず、自己満足の為のビフォア、アフターです。
青島の族車の様なラインから多少レーサーっぽくなりました。 '70年代後半から'80年代中盤くらいまでのレーサーって独特の形で個人的に大好きです。
臓物抜きの仮組みです。やっとアウトラインが掴めました。 スクリ−ンは使えそうも無さそうなので、絞り出ししなければいけないかも… ヘタクソなので嫌いなんだよな、ヒートプレス。 これで満足しそうなのだが、まだ手強そうな臓物とバリーさんのフィギュアもある。 あと2ヶ月…
年明けから身が入らず、ダラダラしていたら、あと2週間となってしまいした。 途中の写真を撮る間も無いほど焦ってます。(汗) カウルの形出しで少しやる気が萎えたのが敗因でした。 とりあえず、苦手の塗り分けです。今回もイマイチでした。 塗装の済んだフレームに合わせてみました。 タイヤがピカピカで嫌でしたので、パーティングライン消しの際に全体にワイアーブラシをかけてみました。 グンゼのハイテックのビニールタイヤにもこの方法は効きますよ。
臓物は思い切ってはしょりました。見えないっすから…ストレートです。 ヒケが激しいので、プロターのキットを作る時の様に棒やすりでガッシガッシ削り、500のサフを吹いただけで、ペーパーすら当ててません。 パイピングもガイドが無いので、タミヤの様にはいかないので、完成後に気になったら、追加って事で最低限にすることにします。



ここで、本体そっちのけで、血迷ったかバリーさんです。 前回作った時もバイクだけでフィギュアまでいけなかったので、今回は隠れメインです。 ソビエトの宇宙飛行士の様なメットとお面のパーツだけで、それをつなぐ首が無いので、僅かに右に傾け表情を出しつつ、エポパテでつなぎます。 ついでにバリーさんのトレードマークの、メットからはみ出る後ろ髪を付けてみました。

メットがやっぱり気に入らないので、尻カッチンですが、修正します。おでこのあたりのラインを変えつつ、一回り大きくしました。 デカールが合わなかったら、その時という事で… 一応、自己満のビフォア、アフターです。ライダーの顎がはみ出す昔のAGVっぽくなった様な気がしません?気のせいか。
腕のパーツがまだなので、手で補定して仮組みマシーンにまたがらせてみました。 あと10日あまりでどこまでいけるでしょうか?
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