いよいよサフを吹き乾燥後研き込みます。このキットはそのまま色を塗っても良いのでは?と思うほど 表面がツルツルですが、ねこぱんちさんとお話させて頂いた時、美しい表面 塗装は下地で決まるという話を思い出し、なんかもったいない感じもしましたが足つけに #600〜800のペーパーで研きサフを吹いた後に、さらに#1000のペーパー研き込み細かい気泡や微妙なうねりを チェック、修正して行きます。
その後もう一度サフを吹き最終チェックします。OKであれば最後に#1200〜1500相当のスポンジペーパーで 更に研きます。但しこれはサフを吹いた際の表面の ザラザラを落とすのが目的なのであまり神経質にならず さらっと研き込みます。
この後はファンデーションホワイト→レッドの順に塗装して行きますが、どんなレッドで塗装するかはもてぎの日本GPで、実車を取材して見てから決めたいと思います(笑)
さて日本GPが終わってからカウリングの 色について多少研究しましたMAXさんも指摘しておりましたが '08は'07に比べて若干明るい感じのようです私はピットウォークで遠巻きにしか見れませんでしたので 明確な違いは確認出来ませんでしたが日が落ちて ピット内に灯りが点るとその灯りの反射で僅かにパールがかっているのは見てとれました
…と言う訳でアーカイブを参考にしつつ '08より気持赤っぽくなるような感じでいきます まずはファンデーションホワイトを吹き乾燥後イエローを吹ききます 普通はファンデーションピンクを吹くのが定番ですが ファンデーションピンクの上に赤を吹くとドカ特有の "角度によってオレンジ色に見える"が再現出来ず真っ赤かになってしまいます そこでイエローを赤の前に吹きます
乾燥したら赤を吹きます 赤はフィニシャーズのブライトレッドに 蛍光レッドと蛍光オレンジを少量ずつ混ぜていき色を合わせます これを吹き面に対し直角に見ると赤く斜めに見るとオレンジっぽく見えるようにします
更に乾燥させ最後にオレンジパールを吹きます オレンジパールは市販の粉末状の物をクリアーに混合し吹きます 注意点はあまり入れすぎない事で20?に付属のスプーンの半分ぐらいで大丈夫ですまた吹き過ぎると白くくすんでしまうのでこれも注意しなければなりません …でやっと完成しました(笑) 光の当たり具合でオレンジ+パールや遠目に見ると赤く見えたりし良い感じになりました(笑)
カウリング乾燥の間シャシーの製作に取り掛かります まずは部品を切り出しセミグロスブラックの部品を一気に塗装します
乾燥したらその中でカーボン製の物にはカーボンデカールを張り付けます ちなみにストッキング塗装は苦手だし曲面があるとカーボン柄(?)が 再現出来ないので全てデカールで再現しました(笑) デカールが乾燥したらガイアのクリアーブラックを吹いて調子を整えます
つぎはフレーム(?)です 取説に従い余分なステー等は切り落とします フレームの合わせ目もきっちり成型します。
次にエンジンに取り掛かります。取説とアーカイヴを参考に塗装し組み上げて行きますボルトはすべてアドラーの0.8mmと1.0mm物に打ち直しますクラッチはホワイトメタルで複製した物ですが結局塗装してしまいました(笑)
フレームとスイングアームを合体させてみます。やっとバイクらしい形になってきました。ドライブスプロケットはトップスタジオの物を使用、ちゃんと回転しますよ(笑)
小物を作ります、まずはステアリング周り。ブレーキ/クラッチのリザーバーは透明プラ棒と置き換えます 透明な部分はフラットベースを直に塗りわざと曇らせますこの方が黒いパーツを白く塗るより簡単ですよ(笑) レバー周りのボルトもすべてアドラーの0.8mmに置き換えますエンジンの時はそれほど感じませんでしたがハンドル周りは ボルトを置き換えるとかなりイイ感じです(笑)
グリップは形状が違うのでキットの中にエッチングパーツを巻くといった 修正パーツが入っていますが、私にはきれいに巻く自信がありませんので(笑)
適当なジャンクパーツから グリップを持ってきて合体させます

スロットルワイヤーですが資料を見てもそれらしい物が見当たりませんそれもそのはずGP7にはスロットルワイヤーなるものは存在せず スロットルの開度を電気信号に変えメーター裏のコンピューターに送る ケーブルが一本あるだけです真鍮パイプで作り直し、出ている方向も違う(GP3上→GP7下)ので修正しますいつもの様にスロットルワイヤーのアジャスターを作らなくても良いので簡単です(笑)
リアサスです 特に変わった事はしてません リザーバーとコイルスプリングはグレードアップパーツの物を使います 組んで見ます 殆ど見えなくなってしまうのが残念(笑)
カウリングが乾燥したようなのでデカールを貼ります このデカールは厚みがありますが曲面にもピタッと張り付いて良い感じです(笑) 多少強く擦っても軟化剤を使っても大丈夫な感じです 貼り終わったら更に乾燥させてクリアーを吹きます
クリアー前に一服がてら07年の中国GPを見てみました ホイールは前後とも十中八九新マルケのようですがハッキリ確認はできませんでした フロントのディスクはストーナーがノーマル、カピがハイマスです あとなにげに画面 を見ていたらシートカウルに妙な出っ張りが・・・ あ"〜〜〜GPS(?)ユニットォ〜?! 
(-"-)y-^^^・・・作りました(笑)

通 常私はフィニシャーズのオートクリアーかウレタンを使用しますが 実はカーボンにクリアーを吹く際、実験的にクレオスのGXシリーズ、スーパークリアー2を 使ってみました、透明感中々良いようです、要らない部品とデカールでドバっと吹いてみましたが オートクリアほどデカールは溶けませんでした、乾燥もオートクリアと同じぐらい早いです ただ同じ希縮率でもスーパークリアー2の方がさらっとしている感じなので研ぎ出しには オートクリアーの方が向いているようです、スーパークリアー2は最後の仕上げとかに 良いかも知れません。
そんな訳で今回もオートクリアーを使用します、ウレタンも考えましたが 今回デカールの中にシルバーのアルミテープがありウレタンが硬化した際どうなるか判らないし 時間的にも失敗は許されないので鉄板のオートクリアを使う事にしました。
まずは砂吹き+乾燥ブースで3日間乾燥×3回行います 次は徐々に吹く量を増やしながら本吹きを三回、内二回は乾燥ブースで3日間、最後の一回は 同じく乾燥ブースで一週間放置します、本当はもっと乾燥時間を取りたいのですが 時間も無くなってきたのでこれで行きます(汗)
希縮率は原液:うすめ液が3:1ぐらい、研ぎ出しの為の厚吹きを容易にする為に 濃い目の液を口径の大きい(0.5mm)ブラシで吹きます

カウリングが乾燥するまでシャシーの製作にもどります。 面倒臭いチェーンをやっつけましょう。今回はトップスタジオ製です(笑) ・・・と思ったのですがあっけないほど簡単に終わってしまいました(爆) 何がいいってALL金属製なんで質感はもとより途中でプチプチ切れないのがいいですねぇ。ホントに少し引っぱったぐらいなら全然問題ありません(笑) 確かに可動チェーンなんで、それなりに手間はかかりますが前回の苦労にくらべたら・・・(笑)
引き続きリア周りを作ります。もはや定番となりつつ(?)あるローターの摩擦痕付け、D16GP7のリアはステンレスのローターなのでこれでOKです。リアのローターの摩擦痕は取り付けてしまうとあまり目立たなくなるので荒めのペーパーを使用し 少し強めに磨きます。
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